G大阪が落ち着いて4連勝、2位浮上
アウェーのG大阪が2-0で神戸を下し、2位に浮上した。
中3日で続いてきた3連戦の最後の試合。過酷なスケジュールの中、選手の動きは重く、連係もかみ合わない。先行した後は神戸の猛反攻も浴びたが、G大阪の選手に焦りはなかった。「全員で耐え抜けた」と宇佐美。GK東口の好セーブとチームの落ち着きが、4連勝をもたらした。
ボールを保持しても、攻め急がない。前線の宇佐美や小野が流動的に動き、神戸の守備網を徐々にほぐしていった。地道な作業が実ったのは後半17分。高尾の縦パスがペナルティーエリア内に侵入した小野の足に当たり、神戸ゴールに吸い込まれる幸運な形で先制点を得た。
その後は神戸の細かなパス回しの前に防戦一方だったが、東口が好セーブを連発。27分に田中、32分には古橋の決定的なシュートを抜群の反応で防いだ。
これで、2試合連続の完封勝ち。41分に鮮やかなミドルシュートで追加点を奪った宇佐美は「厳しい展開だったが、後ろがゼロで抑える中、勝利を決定づけられて良かった」。宮本監督は「東口だけじゃなく、もっと強固に守備をつくっていきたい」と強調した。攻守の信頼関係も、好循環を生んでいる。