G大阪――劣勢となった終盤戦を無失点で抑え、今季初の３連勝！

[J１リーグ６節] G大阪１－０広島／７月22日／パナソニックスタジアム吹田

【チーム採点・寸評】
Ｇ大阪　６
課題だったセットプレーで手堅く先手を取りながらも、終盤は劣勢に。守備力の勝利だった。

【Ｇ大阪｜採点・寸評】
GK
１　東口順昭　6.5
安定感は抜群で、終盤の劣勢だった時間帯に好守を連発。とりわけハイネルのヒールシュートではさすがの守備を見せた。

DF
４　藤春廣輝　5.5
守備では大崩れはしなかったが、やはりウイングバックだと走るスペースが少なく、手こずった印象だ。

MAN OF THE MATCH
５　三浦弦太　７
相手のマークが外れたとはいえ、打点の高いヘディング弾は見事。コーチングでも引き締めていた。

19　キム・ヨングォン　６
D・ヴィエイラとの競り合いで後れを取らず。ただ、もう少しビルドアップで変化をつけたいところではある。

27　髙尾　瑠　６
福田が守勢に回ることが多かったため、前節・大分戦ほど攻め上がれず。しかし守備の要所は締めていた。

MF
７　遠藤保仁　６（66分OUT）
ボールを握る展開での縦パスは、狙いがありさすがの一言。久々の豪快ミドルは得点にならずも場内が沸いた。

10　倉田　秋　６（90＋２分OUT）
序盤は本来の出来ではなかったが、前半の終盤から鋭い飛び出しを見せた。後半のCKからの決定的なシュートは、相手の決死のブロックに阻まれた。

14　福田湧矢　5.5（90＋２分OUT）
小野瀬と比較するのはまだ酷か。浅野とのマッチアップでは身体を張って対応するも、藤井にはかなり苦戦した。

15　井手口陽介　６
福田が１対１にさらされないよう、背後などをしっかりケア。シュート精度は欠いたが積極的だった。

G大阪――途中投入の小野が攻守で貢献

FW
33　宇佐美貴史　６（66分OUT）
前半はややクロッサー的な役割が多く、もっとシュートを打ちたい。セットプレーで決勝点をお膳立てした。

39　渡邉千真　5.5（75分OUT）
前でしっかりと収めることでチームに安定感をもたらした。ゴール前でもっと迫力を出せればなお良かったのだが。

交代出場
MF
21　矢島慎也　６（66分IN）
劣勢の展開でもっと早く投入されても良かった。押し込まれる厳しい時間で、守備意識を高めてプレーした。

FW
11　小野裕二　6.5（66分IN）
判断の良さを生かして、攻守で貢献した。特に終盤、自陣ゴール前で身体を張って守ったのは秀逸だった。

FW
18　パトリック　5.5（75分IN）
苦しい時間帯で前への推進力を求められていたが、怖さはなくシュートも打てなかった。

DF
24　黒川圭介　―（90＋２分IN）
本来は投入予定ではなかったが、福田の疲弊で急遽投入。慣れない右サイドで無難にしのいだ。

MF
29　山本悠樹　―（90＋２分IN）
試合に入り切れなかったこれまでの試合とは異なり、逃げ切りの時間帯でミッションを完遂した。

監督
宮本恒靖　６
連戦だけにターンオーバーしたのは理にかなっている。勝ち切ったが相手の拙攻に救われた感も。

広島――狙いとする攻撃は出せていた。それだけに前半の失点が悔やまれる…

【チーム採点・寸評】
広島　5.5
狙いとする攻撃は出せていたが、決勝点を奪われたシーンはもったいなく、悔やまれる。次に繋がる敗戦だ。

【広島｜採点・寸評】
GK
１　林　卓人　5.5
失点を責めるのは酷だが、セットプレーでの飛び出しに不安定さがあったのはマイナス材料だ。

DF
２　野上結貴　６
手こずる場面もあったが、要所では的確な対応を見せていた。攻撃ではややノッキングを起こしていた。

23　荒木隼人　６
攻守両面で高さをアピール。後半早々、渡邉のボールを奪い、カウンターの起点にもなった。

19　佐々木翔　５
失点場面はイージーなマークミスで三浦をフリーにしてしまった。攻撃でも気の利いたプレーは出せず。

MF
25　茶島雄介　5.5（64分OUT）
前半は藤春への対応で劣勢を強いられたが、左サイドに移行した後半は、いきいきとプレーしていた。

８　川辺　駿　６
試合の流れを的確に読み、前方に積極的に進出。相手の脅威にはなっていたが、もっとやれるはずだ。

30　柴﨑晃誠　5.5（HT OUT）
狙いは見て取れたが、攻撃時の貢献が少なかった。運動量が落ちてしまい、前半のみで交代となった。

29　浅野雄也　5.5（HT OUT）
仕掛ける気持ちに満ち溢れていたが、対峙した福田の粘り強い守備を前に、効果的なプレーを出せずに終わった。

９　ドウグラス・ヴィエイラ　５（77分OUT）
連戦の疲労か、運動量も少なくプレーに苛立ちも。助っ人としては物足りないプレーに終始した。

広島――ハイネルが決死のブロックでゴールを死守

FW
10　森島　司　5.5（64分OUT）
スペースに果敢に顔を出し、相手の嫌がる動きを見せていたが、やや周囲の味方と噛み合わず、シュートもゼロに。

39　レアンドロ・ペレイラ　5.5
両チーム最多のシュート４本を放つも、本来の決定力を欠く。しかし彼なしでは攻撃が成り立たないのも事実だ。

交代出場
MF
６　青山敏弘　６（HT IN）
追う展開で後半から投入される。さすがの視野の広さを生かしたパスで、後半の猛攻を支えていた。

MF
44　ハイネル　6.5（HT IN）
一番の見せ場は倉田の枠内シュートを、ゴールラインギリギリで防いだCK時の守備。意外性のあるシュートで東口を脅かした。

MF
50　藤井智也　5.5（64分IN）
抜群のスピードを生かして積極的に突破を図る。思い切りの良いシュートは東口に封じられた。

MF
24　東　俊希　６（64分IN）
藤井との関係性で切り崩しを目指し、敵陣深くでアグレッシブに動き回るも、結果には結びつかず。

FW
20　永井　龍　5.5（77分IN）
カウンターで終盤決定的なシュートを放ったが、小野がブロックに遭った。怖い動きは見せていたのだが…。

監督
城福　浩　5.5
前節の課題を修正し、効果的なカードを早めに切り続けたが、ゴールが遠かった。

リンク元