G大阪が主将三浦の一撃で3連勝達成! 今季初クリーンシートで広島撃破《J1》

明治安田生命J1リーグ第6節のガンバ大阪vsサンフレッチェ広島が22日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのG大阪が1-0で勝利した。

ここ3戦無敗で2連勝中の5位G大阪は前節の先発から4名が入れ替わり、小野瀬とアデミウソンがメンバー外の一方で、17歳の唐山が初のベンチ入り。ここ3戦連続でベンチスタートだった遠藤や倉田、福田、そしてスーパーサブの役割で2ゴールの活躍を披露する渡邉をスタートからピッチに送り出した。一方、9位広島はここ3試合未勝利。前節のスタメンから青山、ハイネル、清水、永井が外れ、今季初先発の茶島と柴崎、浅野、ドウグラス・ヴィエイラを起用して、4試合ぶりの白星を目指した。

直近の成績で対照的な状況の両者による一戦はレアンドロ・ペレイラにうまくボールを収めながらサイド攻撃に活路を見いだそうとした広島がやや押し気味に入るが、G大阪も局面に人数をかけて細かいパスワークから崩しにかかり、緊迫感の漂うゲーム展開となる。そのなかで、14分に敵陣左サイドの位置で福田からボールを奪った浅野がボックス左からシュートを放てば、直後に遠藤が敵陣中央から右足ミドルでゴールを狙っていき、互角の戦いを演じる。

互いに攻守の切り替えが鋭く、決定的なシーズンが少ない戦況が続いた試合は次第にG大阪がボールの主導権を握り、広島がカウンターを狙う構図に。そのなかで、35分、38分と立て続けに倉田が決定的な場面を迎えるが、いずれも生かせない。それでも、右CKのチャンスを獲得した41分、G大阪が先制。ゴール前で佐々木のマークを巧みに剥がした三浦がキッカーの宇佐美から送られたアウトスイングのクロスにヘッドで合わせると、これが勢いよく広島のゴールマウスに突き刺さり、3連勝を狙うG大阪がまず先取する。

1点ビハインドで試合を折り返した広島はハーフタイム明けに柴崎、浅野を下げて、青山とハイネルを投入。早い段階で巻き返しの策を講じると、48分、53分、56分にカウンターからゴールに迫ったが、いずれもモノにできない。すると、60分に右CKのチャンスを獲得したG大阪に決定的な場面。キッカーの宇佐美が上げたクロスボールがゴール前の混戦を生み、遠藤のパスに反応したボックス左の倉田がフィニッシュに持ち込むが、ゴールライン上にプレスバックしたハイネルにブロックされ、追加点のチャンスを逸する。

64分に森島、茶島と東、藤井の交代を施した広島のベンチワークに続いて、66分に遠藤、宇佐美を下げて矢島、小野を起用したG大阪だが、前がかる相手の勢いが上回り、押し込まれる展開が続くと、75分に渡邉の代わりに古巣戦のパトリックを投入。その直後にドウグラス・ヴィエイラと永井の交代に動いた広島がG大阪を自陣低い位置に貼り付け状態にして攻め立て続けるが、ロングカウンターに転じた86分と左CKのチャンスを獲得した87分の場面も最後の部分で身体を張った相手の守備網に引っかかり、追いつけない。

後ろに重たい戦いが続くG大阪だが、残る交代枠で山本と黒川を投入して時間も巧みに進めて、広島を撃破。虎の子の1点を今季初のクリーンシートで守り抜いて、破竹の3連勝を飾っている。

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