G大阪が宇佐美1G1Aで今季初連勝飾る! アデミ決勝弾で大分に逆転勝ち《J1》

明治安田生命J1リーグ第5節のガンバ大阪vs大分トリニータがパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのG大阪が2-1で勝利した。

8位G大阪は開幕戦以来今季2勝目を手にした清水エスパルスとの前節から倉田に代えて、小野をスタメン起用。一方、前節のヴィッセル神戸と引き分けた大分は対する大分は4選手が入れ替わり、羽田、小林、三竿、渡がスターティングメンバー入りを果たした。

勝ち点7同士の一戦は再開後初の有観客試合となるホームのG大阪が立ち上がりから大分をリズム良く攻め立てる展開に。今季からチャレンジするハイプレスも機能を成して、積極的にフィニッシュの形に持ち込むなど攻撃のイニシアチブを握る時間が続ける。

しかし、これまで劣勢だった大分が33分に先制する。古巣戦の田中が右サイド深くから右足クロスボールを供給すると、ボックス中央の渡が3バックの右に入る高尾のマークに遭いながらヘッド。これがGK東口の牙城を打ち破り、守勢だった大分が先手を奪う。

試合の主導権を握りながら先制を許したG大阪だが、重厚な攻撃を展開した37分にボックス中央のこぼれ球に反応して左足で切り返そうとした小野瀬が岩田のスライディングを受けてPKのチャンスを獲得。キッカーの宇佐美が落ち着いてゴール右に沈め、G大阪が追いついた。

エース宇佐美の今季初得点で前半のうちに追いついたG大阪は後半に入ると、48分に敵陣右サイドで羽田に鋭いプレッシングをかけた宇佐美がボールをかっさらい、ショートカウンター。宇佐美からパスを受けたアデミウソンが対面の鈴木を交わして左足シュートを決めた。

宇佐美のアシストからアデミウソンの今季2得点目で逆転を許してしまった大分は53分に高畑と島川を同時投入するなど、反抗姿勢を打ち出すが、スムーズに攻撃の形を作りだすG大阪が試合の主導権を巧みにコントロールしてみせ、流れを掴み、離さない。

63分にアデミウソンと小野を下げて、渡邉と倉田をピッチに送り出したG大阪に対して、大分は渡に代えて鹿屋体育大学在学中の藤本を投入。75分に宇佐美を下げ、パトリックを送り込んできたG大阪に対して、さらに松本から福岡大学在学中の井上にスイッチする。

その大分は藤本が積極果敢なドリブルからシュートを放っていくが、ホームで受けた久々の声援も後押しとなり、G大阪が相手の反撃をシャットアウト。再開後無敗だった大分を破ったG大阪がエースの1得点1アシストの活躍で今季初の連勝を成し遂げた。

ガンバ大阪 2-1 大分トリニータ
【G大阪】
宇佐美貴史(前37)
アデミウソン(後3)
【大分】
渡大生(前33)

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