究極のマイペース…ガンバ遠藤が独占取材に明かした“40歳でも戦える理由” 「その時その時が100なので」
J1ガンバ大阪の遠藤保仁選手(40)。
鹿児島実業高校を卒業後、プロへの第1歩を踏み出してから23年。日本代表出場数152、22年連続得点、ベストイレブン12回など、数々の記録を塗り替えてきた稀代の司令塔です。
7月4日、無観客での試合開催となったJ1リーグで、遠藤選手は前人未到の632試合出場という新たな金字塔を打ち立てました。
記録達成の翌日、関西テレビの『こやぶるSPORTS』が遠藤選手を独占取材。まず、次なる目標について聞いてみると…?
遠藤選手:
「前進あるのみです。一歩でも止まってしまったら、若い選手にどんどん先を行かれるので、怖がらずに色んなことにチャレンジして、まだまだ自分が知らない部分を見つけ出していこうかなと思います」
Q.40歳でも戦える理由とは?
遠藤選手:
「どうしても、バリバリ日本代表で入っていた時のイメージが皆残っていて、それと比べると思うので、それはしょうがないと思いますけど、その時その時が100なのでそれ以上はできませんという感じです」
ベテラン選手の大半は全盛期と現在のギャップに苦しみ、多くは引退を決断します。
しかし、遠藤選手はそれとは違って『今の自分がベストだ』と常に考えているのです。その姿は、まさに“究極のマイペース”。
Q.遠藤選手だけの能力とは?
遠藤選手:
「頭ですかね。よく言われる“サッカーIQ”とかいう言葉になりますけど。それは自信あるかなと思います」
その答えからは、体力は衰えても頭は衰えず、むしろ進化するものだという強い信念がうかがえました。
プロ生活23年、全ての監督から信頼を勝ち得てきた遠藤選手。最後の質問は、レジェンドが戦い続ける理由について…。
遠藤選手:
「目の前の試合に出たいということです。それは何歳であろうが、どんな日程であろうが、『試合に行け』と言われたら行きますよ。40歳でも一生懸命ボールを追っかけているのは楽しいので。やれるだけやりたいと思います」
遠藤選手は7月8日の名古屋戦に途中出場し、チームの勝ち点獲得に貢献。J1出場記録を633試合にまた1つ伸ばしています。