【G大阪】11人目守護神対決でPK戦制す!ナビスコ杯4強入り スポーツ報知 9月7日(月)7時4分配信

◆ナビスコ杯 ▽準々決勝第2戦 名古屋2(PK9─10)2G大阪(6日・パロマ瑞穂スタジアム)

昨季王者のG大阪が名古屋とのPK戦を10―9で制し、4強に進んだ。1―1から延長戦で2―2となり、突入したPK戦は11人目のGKまでもつれ、名 古屋は高木義成(36)が失敗。G大阪は藤ケ谷陽介(34)が決めた。鹿島はF東京を3―0で下して2戦合計5―2とし、優勝した12年以来3年ぶり13 度目のベスト4。浦和に0―3と完敗した新潟は同合計5―3で、柏に2―3で敗れた神戸も同合計4―3で初進出。準決勝は10月7、11日に行われる。

雨中の決戦の最後は異例の対決となった。延長で1点ずつ取り合い突入したPK戦。両チーム1人ずつが外し、11人目のキッカーはGKに。名古屋・高木が バーに当てて失敗すると、G大阪はプロ17年目で初めてキッカーを務めた藤ケ谷が「相手は外していたので冷静に蹴れた」とゴール右に沈め、終止符を打っ た。

日本代表GK東口が不在の中“ヒーロー”となった藤ケ谷だが「GKとしての仕事は全くできなかったので、もやもやした感じが…」と複雑な表情。120分 で「少ないチャンスを決められた」と2失点。PK戦でもシュートストップはなく「何とか次につなげられてよかった」と苦笑いだった。

2アシストの元日本代表MF遠藤は、PK戦で1番手に登場。名古屋のトップで決めた元日本代表DF闘莉王にすれ違いざまに体を押される“妨害”も受けな がら成功させた。「(闘莉王とは)普段もあんな感じ。総力戦を勝ち上がれたことは良いこと」とさらり。宇佐美ら日本代表4人を欠いてもベテランが活躍し、 連覇へ前進した。

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