【G大阪】採点&寸評 同点ゴールのFW渡辺千真がMOM、633試合目のMF遠藤保仁もさすが
◆明治安田生命J1リーグ第3節 名古屋2―2G大阪(8日・豊田スタジアム)
G大阪は試合終盤に追いつき、アウェーで名古屋に2―2と引き分けた。前半6分にセットプレーからDF三浦が決めて先制したが、その後名古屋FWマテウス、MFガブリエル・シャビエルに決められて1点を追う展開に。しかし後半ロスタイム、左サイドのクロスを途中出場のFWパトリックが折り返し、FW渡辺が胸トラップから素早く右足を振り抜いてゴール。前節の大阪ダービーでも途中出場で好プレーを見せていた渡辺は「セレッソ戦では、パトの折り返しに少し入りすぎて合わせられなかった。我慢して、うまく反応することができた」と値千金の同点ゴールを振り返っていた。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【5・0】最後は戦術・パトリックで何とか追いつく
GK東口順昭【5・0】前節に続きキックが不調。キックミスを悔やむ叫びが、スタジアムに響き渡る
DF三浦弦太【5・0】先制ゴールは評価できるが…パスミスが多く、足がつって途中交代に。背中で守るCBには程遠い
DF金英権【6・0】がつんといくべき時はいく。状態は悪くない
DF高尾瑠【5・0】ビルドアップでのバタつきが気になる。無難なパスが味方を苦しめる場面も
MF小野瀬康介【5・5】攻撃に変化を加えようと奮闘も、持ち味が出る場面は少なかった
MF福田湧矢【5・5】サイドバックとウイングバックという二つの仕事を、最後まで必死でこなした
MF井手口陽介【5・0】どこか窮屈そうに見える。アグレッシブに相手を刈り取る強みが出たシーンは多くなかった
MF矢島慎也【5・0】ボールをスムーズに動かすためにあの手この手を試しているが、なかなかチームを動かすまでに至らない印象
MF小野裕二【5・0】眼窩底骨折のはずがフェイスガードを外して平然とプレー。「25年ぐらいサッカーをやっているけど、ここに当たったことはあまりない」。いや、当たったらどうするんだろう…プレーは不完全燃焼
FW宇佐美貴史【4・5】攻撃の中心を担うだけに、シュート0本はいただけない
FWアデミウソン【5・0】オーバーヘッドが決まっていればゴラッソだったが、見せ場はほぼそのワンプレー
途中出場
FW渡辺千真【7・0】後半16分イン。後半ロスタイムに落ちつきはらった胸トラからシュート。何万回と繰り返してきた動作だからこそ、プレッシャーにも体が自然と動いたのだろう。MOM
FWパトリック【6・5】後半16分イン。愚直に体を張ってひと仕事。チームを救った
MF倉田秋【6・0】後半16分イン。数多くボールを触って流れをつくるポイントに
MF遠藤保仁【6・5】後半26分イン。633試合目は途中出場も、平然とパスを配り、よどんでいた流れを動かした
MF山本悠樹【―】後半40分イン。時間短く採点なし