G大阪・遠藤保仁がOA枠入りに虎視眈々 最多出場記録更新の次なる野望
大記録を打ち立てたJ1G大阪の元日本代表MF遠藤保仁(40)が、新たな野望を抱いている。
1―2で敗れた4日のC大阪戦で先発し、リーグ開幕戦後の中断から4か月お預けとなっていたJ1最多出場記録を632試合に更新。元日本代表GK楢崎正剛氏(44)を抜いて単独トップとなった。それでも余韻に浸りすぎることなく「プロである以上、常に勝利を目指したい」と先を見据える中、来夏へ延期となった東京五輪のオーバーエージ(OA)枠入りも虎視眈々と狙っている。
3度のW杯を経験したベテランも五輪とは無縁だっただけに、その思いは人一倍。U―23世代だった2000年シドニー大会は予備登録止まり。OAに内定した08年北京大会はウイルス感染症で辞退した。12年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会は声が掛からなかったものの「OAに興味はある。五輪には出たことないので出てみたい」と意欲を見せていた。
東京五輪へ向けてもOAへの興味は失っておらず、衰え知らずのプレーだけでなく大舞台でも冷静沈着でいられる力は、より重圧のかかる自国開催五輪で発揮されるはずだ。MF柴崎岳(28=デポルティボ)やMF本田圭佑(34=ボタフォゴ)らが同ポジションのライバルとなりそうだが、遠藤は41歳で迎える大舞台に立つことができるか。