【G大阪】J1再開初戦の大阪ダービーへ 宮本監督「気持ちで相手を上回ろう」

G大阪は3日、J1再開のC大阪戦(パナスタ)に向け、大阪・吹田市内で最終調整を行った。再開初戦、リモートマッチ(無観客)で迎える大阪ダービーを前に、オンライン取材に応じた宮本恒靖監督(43)は選手たちに対し「ダービーはしっかりとした気持ちで相手を上回ろう」と声をかけた。

6月1日に練習を再開後、3試合の練習試合を行い、ハイプレスの精度と攻撃のコンビネーションを磨いてきた。FW宇佐美は「セレッソの守備を打ち破らないといけない。ボールを動かすところ、守備からスタートするところを出せれば点を取れると思う」と堅守を誇るC大阪の攻略を思い描いた。

また、GK東口は「ダービーは特に、一歩の差で明暗が分かれる。ポイントは立ち上がりと、残り20分ぐらい。交代枠を全部使えば、5人交代する。体力の落ちていない選手に守備陣は最後まで対応しないといけない」と気を引き締めた。

2月に加入したDF昌子は右足首にいまだ不安を抱えていることから欠場が濃厚。サポーターの声援を受けることもできない中で、独特の雰囲気での試合が予想される。そんな再開初戦を前に、宮本監督は「まず選手には、もう一度ピッチでプレーできる喜びを感じ、表現してもらいたい。サッカーを応援してくれていた人に対して、我々の存在意義を示す必要がある」。選手たちがプレーへの“飢え”をピッチで表現することを期待していた。

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