【J1注目プレビュー|第2節:G大阪vsC大阪】いきなりの大阪ダービー、前例なきリモートマッチで開戦!
4日、2020シーズンの明治安田生命J1リーグが約4カ月の中断期間を経て再開する。
再開初戦でいきなり実現した“大阪ダービー”。開幕戦で昨季王者の横浜F・マリノスをアウェイで下したガンバ大阪が、開幕戦で大分トリニータをホームで下したセレッソ大阪を迎え撃つ。
【明治安田生命J1リーグ第2節】
2020年7月4日(土)
18:00キックオフ
ガンバ大阪 vs セレッソ大阪
[パナソニック スタジアム 吹田]
◆昌子源は無理させず? 遠藤保仁はダービーで大記録達成なるか【ガンバ大阪】
昨シーズンの王者である横浜F・マリノスとの開幕戦で新たな試みのハイプレス戦術が見事にハマり、見事に2011年以来の白星スタートを切ったガンバ大阪。新型コロナウイルスによる活動休止から再始動後、6月1日から全体練習を再開させ、トレーニングマッチを含めて完全非公開で調整に尽力した。
中断期間は過密日程を視野に入れ、戦力の底上げなどをテーマに掲げて調整。キム・ヨングォンや菅沼駿哉、小野裕二らケガ人も続々と復帰したが、昌子源は古傷の右足首に違和感があり、デビューが見送られそうだ。しかし、再開初戦から大阪ダービーというだけに、どんな理由だろうと負けられない。
また、遠藤保仁が632試合出場のJ1新記録達成なら、より勝ちたい一戦になってくる。サポーターから直接の“圧”がないリモートマッチは痛手だが、リーグ戦におけるホームでのダービーは2003年以来無敗。その一戦に向けての注目は3バックで臨むのか、横浜FM戦と同じく4バックで挑むのかだ。宿敵を叩き、勢いをつけられるか。
▽予想スタメン
GK:東口順昭
DF:菅沼駿哉、三浦弦太、キム・ヨングォン
MF:小野瀬康介、遠藤保仁、藤春廣輝
MF:井手口陽介、倉田秋
FW:アデミウソン、宇佐美貴史
監督:宮本恒靖
◆離脱者続々復帰! リーグ戦で15年以上勝ちなしの敵地攻略なるか【セレッソ大阪】
対して、セレッソ大阪は大分トリニータとの開幕ゲームを1-0で白星で飾り、G大阪と同じく白星スタート。公式戦でみると、2戦全勝発進での幕開けだっただけに、中断期間は喜ばしいものでなかったが、藤田直之や高木俊幸ら負傷離脱者が戻ってくるなど、戦力整備の面でプラスに働いた。
その中断中は6月1日から全体活動を再開させ、数試合のJクラブとのトレーニングマッチも実施。ほぼ離脱者がいない状況を鑑みれば、昨季から指揮を執り、戦術の浸透が進むミゲル・アンヘル・ロティーナ監督にとって、中断期間はさらなる成熟を促す時間として有意義なものになったはずだ。
ただ、再開初戦はリーグ戦で15年以上も勝てていないアウェイでのダービー。相手もそうだが、苦手克服に向けて、より試合感も大事になってきそうだ。スタメンは大幅な変更こそなさそうだが、変更点があるとすれば、柿谷曜一朗や豊川雄太、都倉賢らも凌ぎを削る攻撃陣。ダービーの通算対戦成績でも11勝8分け25敗と大きく負け越しているが、勝利でリスタートを切れるか。
▽予想スタメン
GK:キム・ジンヒョン
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、木本恭生、丸橋祐介
MF:レアンドロ・デサバト、藤田直之
MF:坂元達裕、清武弘嗣
FW:ブルーノ・メンデス、奥埜博亮
監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ