特殊な状況下の“大阪ダービー”…G大阪MF遠藤保仁は大記録迫る「スタッフ、選手に恵まれた」

ガンバ大阪に所属する元日本代表MF遠藤保仁が30日、練習後に行われたWeb取材で再開への意気込みや大記録達成について語った。

2月下旬の開幕以来、新型コロナウイルスによる中断が続いている明治安田生命J1リーグ。しかし、6月27日にはJ2、J3が再開・開幕を迎え、J1も7月4日に再開が迫っている。

G大阪は、その再開節(第2節)でセレッソ大阪との“大阪ダービー”を戦う。また、「コンディションは上がってきたと思いますけど、実際に公式戦をやらなければ分からない部分もあるので、最低限のところ」と自身の状態を語る遠藤にとっては、出番が与えられればJ1史上通算最多632試合目の出場となる。

現在は元日本代表GK楢崎正剛氏と並んでいる状態だが、記録の更新に向けてやはり特別な思いがあるようだ。

「長い間コンスタントに続けないとここまで到達できないとは思います。ありがたいことにたくさんの試合に出ましたし、楢崎さんの記録を抜くことができれば光栄に思います」

今年の1月に40歳の誕生日を迎えている遠藤は、トップレベルでの戦いを続けられている秘訣を「ケガが無い、少ないというのもひとつなのかなと思います」と説明。さらに、ペース配分をしながらコンディションを保つうえで「本当にスタッフにも恵まれて、選手にも恵まれてきた」と感謝を口にした。

なお、今シーズンは例年にない過密日程となっているが、遠藤は「全部の試合に出るというのはたぶん無理なので(笑)」とこぼす一方、「代表の時にこんな感じでやっていた」と自信を示す。

ともあれ、まずは目先のダービーマッチ。宮本恒靖監督からも「年齢に関して色々と難しさはあると思うが、しっかりと調整できるだけの力がある。チームにとって大きな存在」と信頼を寄せられる大ベテランは、リモートマッチとなる特殊な状況下でも「ダービーは盛り上がる試合のひとつですし、勝たなくてはいけない」と気を引き締めている。

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