ガンバ大阪は26日、大阪・吹田市内で完全非公開練習を行い、J1再開初戦となるセレッソ大阪とのダービー（7月4日、パナスタ）に備えた。

練習後、入団2年目のDF高尾瑠（23）と移籍1年目のFW小野裕二（27）が、オンラインで取材に応じた。2人とも主力に期待される存在だ。

関学大から入団2年目の高尾は、昨年はJ1で18試合出場とブレークした。特に5月18日C大阪戦でJ1デビューを先発で果たし、7試合未勝利だったチームを勝利に導いた。当時は3バックの右だったが、今季は1つ前に位置する右ウイングで攻撃的な役割を求められていた。今年も大阪ダービーで今季初出場する可能性は十分ある。

「昨年はデビュー戦で頑張って失点しないようにしていたが、今年は前にも上がって攻撃でも結果を残したい」。仮に4バックの場合は「前への推進力や攻撃力も求められる」と自覚し、本職の右サイドバックでの起用もありそうだ。

3年間在籍したサガン鳥栖から今季、新加入した小野は、J1通算147試合15得点と実績は十分。ベルギー1部シントトロイデンでのプレー経験もある。

「この1カ月で状態は徐々に戻ってきている。これまで、練習試合をやってきた中でもいい動きができていたと思う。ゴールに直結するプレーができてきたので、公式戦で出していきたい。まずは自分が出て試合に勝つ。ゴール、アシストを意識したい。大阪ダービーは初めてで、とても盛り上がっている。無観客だが熱気が伝わるプレーがしたい」と意気込んだ。

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