【G大阪】大阪ダービー、無観客で収入1億円以上が消失…再開注目ポイントまとめ

G大阪のJ1再開後の初戦が、ホームでC大阪との“大阪ダービー”となることがわかった。例年3万5000人以上の観客を集める注目カードだが、今年は無観客での開催に。監査やコンサルティングなどを行うデロイトトーマツグループの2018年調査によると、J1クラブのチケットとグッズ販売などを合わせた平均客単価は3687円。3万5000人で計算すると、この試合の推定収入は約1億2904万5000円となるだけに、“ドル箱カード”の消失は、クラブにとっては痛恨だ。

再開初戦として注目される一戦では、元日本代表MF遠藤保仁(40)のJ1最多出場記録の更新も期待される。今年の開幕戦となった横浜M戦に先発出場し、楢崎正剛氏の持つ631試合に並んだ遠藤。この中断期間がベテランのコンディションにどういった影響を与えるかは計り知れないが、宿敵との一戦で偉大な記録に到達する可能性は高い。

また今季新加入した日本代表DF昌子源(27)もこの試合でG大阪デビューする可能性がある。右足首の負傷のため、開幕戦には間に合わなかったが、宮本恒靖監督(43)は、この中断期間におおむね負傷者も回復していることを明かしていた。日本代表DF三浦弦太(25)、韓国代表DF金英権(30)という日韓代表トリオで3バックを形成するか、それとも4バックにして実力者たちがセンターバック2つの椅子を争うのか―。指揮官の采配に注目だ。

またこちらも負傷で開幕戦はベンチ外だったFW小野裕二(27)も注目だ。今季鳥栖から加入し、前線や中盤の複数ポジションをこなすアタッカーは、練習中には味方への要求など言いにくいこともずばっと言うキャラクターを発揮。おとなしい選手の多いG大阪の中で、昌子とともにチームに火をつける存在としても期待される。大卒ルーキーのMF山本悠樹(22)は、今季初戦となったルヴァン杯・柏戦で途中出場ながらプロデビュー。負傷でリーグ開幕はベンチ外となったが、高い技術を誇るルーキーも、戦力として計算されているはずだ。例年と比べても充実した戦力を誇るG大阪が、宿敵とのダービーから異例のシーズンをリスタートする。

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