宇佐美 W杯予選初ゴールで先発奪回だ!武藤に負けない スポニチアネックス 9月2日(水)7時2分配信

◇代表合宿2日目(2015年9月1日 埼玉県内)

結果を残してレギュラー奪回だ。3日にカンボジアとの18年W杯ロシア大会アジア2次予選(埼玉)に臨むサッカー日本代表は1日、埼玉県内で冒頭15分 のみ公開の練習で調整した。本大会でのエース候補として期待が集まるFW宇佐美貴史(23=G大阪)はベンチスタートが濃厚となったものの、まずはスー パーサブとしてW杯予選初ゴールを奪うことでアピールを誓った。

与えられた役割を、まっとうするだけだ。6月の親善試合イラク戦とW杯アジア2次予選のシンガポール戦で先発出場した宇佐美は、スーパーサブとしてベン チで出番を待つことが有力。それでも「監督の要求に応えたい。出られればゴールとか、得点を作り出すプレーをしたい」と前向きにゴール奪取を宣言した。

ポジションを争う同い年のライバルにも刺激を受けた。2列目左サイドでの先発が予想されるFW武藤(マインツ)は、先月29日のドイツ1部・ハノーファー戦で2得点の活躍。「彼も結果を出してますし、僕も結果を残さないといけないと思っています」と対抗心をのぞかせた。

合宿初日となった前日31日にはハリルホジッチ監督と体脂肪率について面談。心配されたダメだしではなく「フィジカルの改革を、ポジティブにこのまま続 けていってほしい」と言葉をかけられたことを明かし「数値はずっと下降線をたどっている。良い状態をさらに研ぎ澄ませていきたい」と不安なしを強調した。

シンガポール戦では引いて守る相手を崩せず、自らもチームも悔しい無得点。それだけに「サイド攻撃が大事になる。いろんな選手と絡みながらチャンスをつくりたい。同じミスを2回しないという強い気持ちでやる」と闘志をみなぎらせた。

所属のG大阪でもここ3試合、代表と同じ2列目左サイドでプレー。試合を重ねるごとに手応えをつかんだ。「ゴールに近づいているイメージはできている」。7月25日のリーグ神戸戦以来公式戦9試合ぶりとなる得点に自信をにじませた。

定位置を奪い返すためにも、求められるのは結果。待望のW杯予選初ゴールが、何よりのアピールになる。

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