右足首痛からの復帰を目指すＧ大阪ＤＦ昌子源（２７）が、２１日に行われる練習試合（相手非公表）で“フル出場テスト”に挑む。２０日、大阪府吹田市内での練習後、取材に応じ「明日は９０分やるつもりです。（宮本）監督からもいけるか？　と聞かれたので、頑張ります、と言いました。９０分の流れをつかみたい」。現時点ではＪリーグが最短で再開となる４月４日・川崎戦（パナスタ）でのＧ大阪デビューを目指し、フル出場の感覚を取り戻す。

昨年９月にフランス１部・トゥールーズで右足首を痛めて実戦から約半年離れていたが、１１日の練習試合で４５分間プレー。足首の痛みは完全に消えたわけではなく、９０分間は体力的な不安もある中で「動かず、声で守ることも必要。言い方は悪いけど、楽して守るというか」と、現状のコンディションで最適のプレーを選択するつもりだ。

高い身体能力を誇る昌子だが、今回の負傷をきっかけにさらなる成長も見据える。「今の自分のプレースタイルで、３０歳前半までいけるとは考えてないんです。広い範囲を、体に無理をきかせて守るやり方は。だからそうじゃないプレーを身につけることも大事かなと」。周囲を動かし、自身は肝心なところで力を爆発させるプレーをイメージし、“完全復活”を目指す。

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