「降格なし」今季J1どうなる?G大阪・宮本監督「よりオープンな試合が増えるのでは」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で公式戦を中断しているJリーグは19日、ウェブ上で臨時実行委員会を実施し、今季はJ1、J2とも「降格なし」「昇格あり」で実施することで合意した。

G大阪の宮本恒靖監督(43)は「今年は特異なケース。色んなことを吟味しての判断でしょうし、我々は受け入れて、やっていくだけです」と口にし、MF矢島慎也(26)は「今はやってみないと分からない」と神妙な表情を浮かべた。

指揮官は「想像するのも難しいけど…」と前置きした上で「残留争いのプレッシャーがない中で、よりオープンな試合が増えるのかもしれない。上位争いにもかなり影響はしてくるのでは」という。例年ならば残留争いをしているクラブは、シーズン終盤になれば手堅く勝ち点1を拾いにくるゲームが想定できるが怖いもの知らずで積極的に出てくる可能性もある。そのため「逆に上位クラブが手堅い試合をするかもしれない」と宮本監督。また将来を見据えた選手起用をするクラブが出てくる可能性もあり、スカウティング面でも難しくなりそうだ。「皆で乗り越えていくだけだが、考えることは増える」と話した。

ただ矢島は「降格はなくても優勝はある。ガンバは今季、常に上位で戦う1年にしようと話し合っている。難しい状況になるかもしれないけど、そこはチームとしてまとまっている」。宮本監督も「日常生活の健康が第一で、我々はその上に乗って喜びを提供できる立場。その役割を果たせる日が来れば。早くサッカーできる幸せを感じられる日々が来たら良い」と1日でも早いコロナウイルス終息と、前を向いて戦っていく決意を示した。

リンク元

Share Button