◆明治安田生命Ｊ１リーグ第１節　横浜Ｍ１―２Ｇ大阪（２３日、日産スタジアム）

Ｇ大阪はＪ１開幕戦で昨季王者の横浜Ｍに２―１と勝利し、９年ぶりの開幕戦白星を飾った。前半６分、前線でＭＦ矢島が横浜Ｍ・ＧＫ朴にプレスをかけてボールを奪うと、ＭＦ倉田が押し込んで先制。さらに同３４分、ＧＫ東口のロングパスに左サイドの倉田が抜け出し、最後は矢島が押し込んだ。倉田のオフサイドがＶＡＲで審議となるも、ゴールが認められた。後半２９分には横浜Ｍ・ＭＦマルコスジュニオールのゴールで１点を返されたが、終盤は体を張った守備でリードを守り切った。

以下は採点＆寸評

宮本恒靖監督【６・５】

ハイプレス、ロングボール、可変システムと“マリノス対策”を入念に準備したことが結果につながった。会心だろう。

ＧＫ〈１〉東口順昭【６・５】

チームを救うビッグセーブあり、ロングキックで狙い通りの“準アシスト”あり。お見事だった

ＤＦ〈４〉藤春広輝【６・５】

昨季ＭＶＰ・中川に食らいつき、疲労困憊でもカウンター時は前線へ疾走する“ドＭ”っぷりもきいていた

ＤＦ〈５〉三浦弦太【６・５】

ハイプレス時はスピードを生かして中盤までプレッシャーをかけ、ラインを下げた時間もミスなくクロスをはね返し続けた

ＤＦ〈１９〉金英権【７・０】

これぞセンターバック、と言えるような頼もしい壁に。足がつっても、集中力は途切れなかった。ＭＯＭ

ＤＦ〈２２〉呉宰碩【６・０】

Ｇ大阪では昨季５月以来の出場。対面の横浜Ｍ・遠藤に手を焼いたが、終盤は持ち味の粘りを発揮した

ＭＦ〈７〉遠藤保仁【６・０】

１アンカーからダブルボランチへの変更を宮本監督に進言し、マルコスの自由を封じる戦術眼はさすが。守勢に回る中でもボールが入ればカウンターの起点に

ＭＦ〈８〉小野瀬康介【６・５】

敵の状況を見てポジションの高低を判断し、可変システムの鍵を握った

ＭＦ〈１０〉倉田秋【７・０】

守備のタスクもこなしつつ、２得点に絡む活躍。大一番で結果を残す勝負強さは今季も健在

ＭＦ〈１５〉井手口陽介【６・０】

中盤の広い範囲に目を光らせ、要所でボールを奪いきる持ち味をみせた

ＭＦ〈２１〉矢島慎也【７・０】

１ゴール１アシスト。前半途中からトップ下の位置に入り、守備の複雑な仕事もこなしつつ結果を残した

ＦＷ〈３３〉宇佐美貴史【６・０】

慣れない１トップで後ろ向きのプレーも多く、持ち味が出たシーンはわずか。それでも最終ライン付近でのスライディングなど、勝利への熱を感じさせた

途中出場

ＦＷ〈９〉アデミウソン【６・０】後半３０分イン。チームが押し込まれた状況で、個の突破力で時間を作ろうと奮闘した

ＭＦ〈３４〉福田湧矢【５・０】後半３７分イン。時間短く採点なし

ＦＷ〈３９〉渡辺千真【―】

後半４５分イン。時間短く採点なし

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