城彰二氏 今季“V本命”に川崎F指名! ACL不出場が追い風
城彰二氏(44)の◎は川崎F――。鈴木啓太、川本治の両氏含むスポニチ本紙評論家3人が、今季Jリーグを大胆予想。「春夏シュート」を連載する金子達仁氏、本紙サッカーキャップの牧野真治も参戦し、それぞれの視点で混戦模様を占った。
◎本命には川崎Fを挙げる。ACLに出場しないのでリーグ戦に専念できて前線に小林がいて得点力はある。昨季は右SBが機能しなかったが今季は山根を獲得して穴が埋まった。攻守のバランス、ACLの負担を考えれば優勝に一番近い。対抗は横浜で、ACLがあるものの積極的に補強して2チーム分の戦力がある。圧倒的な攻撃力で試合を決められる点も評価できる。
▲でC大阪、☆で柏を挙げたがC大阪は守備力、柏はオルンガを中心とした攻撃力が優れている。C大阪は昨季失点がリーグ最少、安定して戦える上に新戦力・西川がフィットすれば得点力が上がり優勝も狙える。柏はJ2から昇格したばかりだが、積極的な補強で2チーム分の戦力がある上にオルンガの決定力は抜きんでている。経験豊富でJリーグをよく知っているネルシーニョ監督の采配も強みだろう。そして大穴△として古巣の横浜FCを挙げた。戦力的には厳しいが、カズさんや中村ら、ベテランが若手を引っ張ってプラスアルファを出せばひょっとして…。
昨年もFC東京が終盤で失速したが、今季も横浜、神戸、FC東京は厳しい日程との戦いがある。鹿島は世代交代の途中で時間がかかる。川崎F、C大阪、柏、名古屋、G大阪あたりまで大きな差はなく、優勝の可能性があるチームが多い面白いリーグ戦となりそうだ。(元日本代表FW)
【鈴木啓太氏】◎神戸 〇横浜 ▲G大阪 ☆浦和 △柏
【川本治氏】◎横浜 〇FC東京 ▲川崎F ☆神戸 △柏
【金子達仁氏】◎G大阪 〇神戸 ▲川崎F ☆横浜 △柏
【牧野真治記者】◎横浜 〇川崎F ▲浦和 ☆広島 △柏