「鹿島に恩義は感じるが…」G大阪加入の理由を語る昌子、「逆立ちしても勝てない」選手の存在も明かす
ガンバ大阪に完全移籍した日本代表DF昌子源が5日、記者会見に出席し、加入の経緯などについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。
米子北高出身の昌子は2011年に鹿島へ入団し、8シーズンを過ごしたのち、2018年12月にフランス・リーグアンのトゥールーズに完全移籍した。初年度の2018-19シーズンは途中加入ながら公式戦22試合に出場。だが、2年目の今季は度重なる負傷の影響もあり、1試合の出場にとどまっていた。
再起を図る新天地として選んだのは、ジュニアユース時代に所属したG大阪。他の選択肢もあった中でG大阪に決めた理由を問われた昌子は、「お世話になった鹿島に恩義は感じていますが、タイミングなどもあり、ガンバ大阪が獲得に興味を示してくれた。僕にとっては大切なクラブですし、この恩を大事にしたいなと思い、決断しました」と説明した。
また、加入が決まった時の心境を「非常にワクワクしました」と振り返る昌子は「何人かの選手は代表でもやっていますし、(ジュニアユース)当時僕も宇佐美(貴史)選手と同じようなポジションでプレーしていて、逆立ちしても勝てない選手とポジションは違えどこうして同じチームでできるというのは、嬉しく感じています。顔見知りの選手やお世話になったスタッフもいますし、そういう方に恩返しができるように、そういう強い気持ちを持ってここにきました」とチームへの思いも語っている。
新天地での目標については「ガンバ大阪が求めるものすべてに僕の力を注ぎたいです」と述べ、「何かをもたらすというより、年齢もそうですが自分が引っ張る覚悟で来ていますし、1年目であろうが1日目であろうが関係ないと思うので、引っ張っていけるように頑張りたいと思います」と使命感を燃やした。