左サイドもやれる!G大阪・宇佐美、鮮やかアシストで3戦ぶり白星貢献 サンケイスポーツ 8月23日(日)7時0分配信

明治安田J1第2ステージ第8節最終日(22日)G大阪は1-0で清水に勝利し、3試合ぶりに勝ち点3を手に入れた。日本代表FW宇佐美貴史(23)は FWパトリック(27)の決勝ゴールをアシスト。27日に代表メンバーが発表されるロシアW杯アジア2次予選2試合(9月)に向け、左MFという新ポジ ションで確かな可能性を示した。鹿島は山形に3-0で快勝し、5連勝で勝ち点を19に伸ばして首位を守った。

確かな進化を示した。2試合連続で左MFで先発した宇佐美が絶妙アシスト。決勝ゴールを演出した。得点を量産したFWとは違う仕事場で、成長している姿を見せた。

「アシストはありましたけど、満足はしていない。起点になりながら自分で仕留めていきたいと思っている。あとは自分が決められたら、MFとしての質も上がってくると思う」

前半31分、センターライン付近でボールを受けるとFWパトリックに絶妙のスルーパス。オフサイドトラップを仕掛けた相手DFを置き去りにしてGKと1 対1になると、パトリックはこれをかわして無人のゴールに流し込んだ。「パトは見えていたので、あとはタイミングだけ」。その後は守備にも奮闘し、第2ス テージ初となる完封勝利に貢献した。

「監督からはチームのためにやってくれと言われている。FWにこだわって個人タイトルを取りたいという気持ちはない。むしろ取りにくいところから取れるようになれば、成長できる。そこはウエルカムです」

前節のFC東京戦に続き、この日も左MFでプレー。パトリックとの強力2トップが相手チームに研究されていることや、MF倉田のトップ下起用のため、長 谷川監督が新たなオプションとして導入した布陣。こだわりを持つゴールゲットが難しくなったが、悲観するどころか自分が成長する糧として受け入れている。

「あとは(シュートの)質が上がってくれば。手応えはあるし、悲観はしていない」

ハリルホジッチ監督指揮の日本代表でも左サイドでの起用を試されており、9月にはW杯アジア2次予選を2試合控える。あとは得点するだけ。新たな形を手に入れて爆発するときは、もうすぐだ。

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