【G大阪】大分に逆転負けで残留確定ならず。「甘い」「ふわっと」指揮官も選手らも反省

◆明治安田生命J1リーグ第31節 大分2―1G大阪(10日、昭和電工ドーム大分)

G大阪は大分に逆転負けを喫し、J1残留を決めることができなかった。前半11分、遠藤、矢島、アデミウソンと流れるようにパスをつなぎ、抜け出したFW宇佐美の2試合連続ゴールで先制。その後もボールを支配して何度もチャンスをつくったが決めきれない展開となると、セットプレー絡みで2失点。宮本恒靖監督(42)は「いいスタートを切った分、甘さがみられたような試合だった」と、感情をかみ殺すように冷静に話した。

9日に16位・湘南が敗れ、この試合で勝てばJ1残留が決まる状況。幸先よく先制し、その後も効果的なパス回しからチャンスを作り出した。しかしFWアデミウソンが迎えた決定機で決めきれないなど、2点目を奪えない。そんな状況を、日本代表に復帰したMF井手口は「うまくボールが回っていたことで、なんとなくいけるやろう、という雰囲気になってしまった」と表現した。

1―1で迎えたハーフタイムには、宇佐美が円陣で「ふわっとした雰囲気がある」と発言し、修正を図ろうとした。しかし後半9分に失点し、悪い流れを止めることはできなかった。「僕が前線でもっと結果を出して、体を張って、とかすれば、結果は変わっていたかもしれない」と宇佐美。J2との入れ替え戦に回る16位との勝ち点差は残り3試合で7。J1残留は濃厚で目標設定が難しい中、どんな戦いができるかが来シーズンにつながる。

リンク元

Share Button