【G大阪】採点&寸評 宇佐美がJ1で4年ぶり2ゴールとお目覚め

◆明治安田生命J1リーグ第30節 湘南0―3G大阪(3日、BMWス)

G大阪は元日本代表FW宇佐美貴史(27)のJリーグでは約4年ぶりとなる1試合2ゴールなどで、湘南に3―0と快勝した。J1残留を争う湘南に対し、宮本恒靖監督(42)は負傷の癒えたFW宇佐美、アデミウソンのほか、左頬骨の骨折で離脱したMF倉田に代えて3試合ぶりの先発となるMF遠藤を起用するメンバーの入れ替えを敢行。前半10分にCKのこぼれ球からMF小野瀬のゴールで先制すると、前半ロスタイムには遠藤のおぜん立てから宇佐美のミドルシュートで追加点。後半10分には宇佐美が左足で3点目を奪って試合を決め、守っても完封と危なげなく勝ち切った。この勝利で9位に浮上し、次節にもJ1残留が確定する可能性が出てきた。宇佐美は「迷わず(足を)振る、というところではいい感じになってきた。残留は最低限。来季につなげる試合をしないと」と、自身とチームの状況に手応えを感じている様子だった。

以下は採点&寸評

宮本恒靖監督【6・0】

相手に合わせて戦い方を変え完勝。このスタイルが監督の目指す形だろう

GK〈1〉東口順昭【6・0】

少ないピンチを確実にセーブ。ビルドアップはやや不安定

DF〈4〉藤春廣輝【6・0】

目立ちはしなかったが、的確な絞りでピンチを防ぐなど安定していた

DF〈5〉三浦弦太【6・5】

196センチの指宿にエアバトルで互角以上に渡り合う脅威の身体能力を示した

DF〈13〉菅沼駿哉【6・0】

高尾に代わって右CBに。タイトな寄せでチームを活気づけ、シンプルなつなぎでスピード感も生む

DF〈19〉金英権【6・5】

敵をいなす持ち上がりで攻撃の起点に。さすが韓国代表

MF〈7〉遠藤保仁【6・5】

「なぜかヤットさんのパスから点が入ることが多い」と宇佐美談。仲間の良さを知り尽くした配球。さすがとしか言えない

MF〈8〉小野瀬康介【6・5】

宇佐美の2得点と同じか、それ以上に価値のある先制ゴール。もう欠かせない存在

MF〈15〉井手口陽介【6・0】

守備のタスクを忠実以上にこなす。欲を言えばそろそろミドルも決めてほしい

MF<21>矢島慎也【6・0】

遠藤と絶妙な距離感を保ち、攻撃を組み立て。本人は「インサイドハーフなら点とらないと」と自身に高いハードルを設定

FW〈9〉アデミウソン【6・0】

切れ味十分。低重心からのボール奪取も利いた。シュートは急にはうまくならない

FW<33>宇佐美貴史【6・5】

お久しぶりの宇佐美デー。やっと振りの速さが戻ってきた印象。4年間の眠りから本格的に目覚める日は近いか

途中出場

FW<39>渡辺千真【6・0】

リーグ戦は前2試合で連続ゴールも先発落ち。しかし好調をアピールする惜しいシュートも放つ

MF〈11〉コンチャ【―】

少ない時間でも目を引くプレーあり。今後に期待

FW〈18〉パトリック【―】

少ない時間で目を引くプレーはなし。今後に期待

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