G大阪・遠藤 3試合ぶりの出場で意地のアシスト「相手の脅威になっていきたい」

◇明治安田生命J1第30節 G大阪3―0湘南(2019年11月3日)

第27節のC大阪戦(9月28日)以来3試合ぶりの出場となったG大阪MF遠藤保仁(39)の意地だった。1点リードの前半アディショナルタイム、敵陣ゴール前まで上がり、右サイドに走り込んだFW宇佐美に柔らかいパス。貴重な追加点をアシストした。

「基本ポジションは僕が後ろだけど、あのシーンは矢島と陽介が下がっていたので。自分が下がる必要はなかった。守備のバランスさえ見ていれば(ポジションが)変わるのは問題ない。きょうの3人ならばどのポジションでもできるので」

3―1―4―2システムの「1」のポジション。アンカーと呼ばれる位置は、あまりポジションを動かないのが“鉄則”だ。だがインサイドMFに入っていたMF矢島とMF井手口のポジションが低くなったところを見逃さず、ポジションを一列上げた。百戦錬磨の経験が生きた、機転を利かせたプレーだった。

「最近というか…今シーズン全般。中央からのスルーパスよりも外からの攻撃か、ショートカウンターしかなかった。2点目のような攻撃ができれば、どこからでも得点が取れる。相手の脅威になっていきたい」

すでに来季の契約延長オファーは出ている。絶対的なレギュラーではなくなっても、J1通算626試合出場を誇る背番号7の存在感は絶大だ。

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