【G大阪】長谷川監督、左サイドでの宇佐美に期待「貴史なら点取れる」 スポーツ報知 8月17日(月)20時4分配信

G大阪の長谷川健太監督(49)が17日、左サイドでのプレーで得点が止まっている日本代表FW宇佐美貴史(23)に「メッシやC・ロナウドはサイドからどんどん点を取っている。アウトサイドに入っても、貴史なら点を取れる」と、さらなる期待をかけた。

この日、回復トレーニングに努めた宇佐美は、1―2と敗れた16日のF東京戦(味スタ)で左サイドハーフとして先発し、両チーム最多の6本のシュートを 放ったが、無得点。日本代表として戦った東アジア杯でも、左サイドハーフとして3試合無得点(2試合先発、1試合途中出場)に終わっていた。

宇佐美は今季ここまで、主に2トップの一角としてJの得点ランクトップを走る16得点。しかし、長谷川監督はF東京戦で2トップではなく、パトリックを センターFWに置き、宇佐美を代表と同じ左サイドに置いた。宇佐美、パトリックの2トップに対戦相手が対応してきたことや、2トップの推進力を生かしたカ ウンターだけではなく、遠藤や倉田といった中盤と宇佐美が近い距離で絡むことで、攻撃に幅を持たせることが狙いだった。

この試合、宇佐美は日本代表での失敗を生かし、サイドに固執せずに、中央へも進入する流動的なポジショニングでチャンスに絡んだ。得点はなかったが、手 応えも感じた模様で「(FWよりゴールまでが遠い)サイドに入れば、僕個人が点を取る確率は下がるけど、チームとしての攻撃(の流れ)を作ることができ る。後はいかに決めきるか」と語っていた。

長谷川監督は、宇佐美のポジションを「サイドハーフというより、3トップの左」と位置づけ、攻撃の組み立てと得点、両方の仕事を求めている。サイドをス タートポジションにすれば、中央でパスを待つ機会の多い2トップのFWより、ゴールへの距離は遠くなるが、宇佐美の持つ日本人離れしたシュート力なら、左 サイドからでも得点量産は可能とみる指揮官。メッシ&ロナウドという二人のバロンドール経験者を引き合いに出すほど、23歳のエースにかける期待は大き い。

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