渡辺が意地の一撃!G大阪が薄氷の7戦ぶり勝利で大阪ダービーへ

J1第26節、G大阪-鳥栖は1-0でG大阪が勝利した。後半は鳥栖の猛攻を受けたが、なんとか耐えしのぐと39分、途中出場したFW渡辺千真(33)が先制弾。これが決勝点となり、リーグ7試合ぶりの勝ち点3を手にした。

頭の芯で捉えたボールがゴールを揺らすと、パナスタはこの日一番の熱気に包まれた。リーグ6戦勝ちなしのチームを渡辺が救った。後半39分、FWアデミウソンの左足クロスに合わせり一撃。両手を握りしめ、ピッチで喜びをかみしめた。

「しっかりクロスが上がったので、あとは無我夢中で、合わせにいくだけでした」

今季はなかなか出場機会を得られず、先発わずか1度。この日は最前線に入ったFWパトリックがなかなかDFラインと駆け引きで上回れないなか、後半27分からの出場で見事に結果を残した。送り出した宮本監督は「練習から調子がよく、どこかで決めてくれる気配があった」。今季初得点が千金弾になった。

「結果を残せば使われる、FWはそういうポジション。苦しいシーズンだったが、この時期が来ると信じていた」

リーグ7戦ぶりの勝ち星で12位に浮上し、次戦は敵地で迎える大阪ダービー。負けられない戦いが続くなか、頼もしいベテランの一撃が次の戦いへ弾みをつけた。

リンク元

Share Button