上位直接対決はFC東京に軍配! 4位との勝ち点差は7に広がる theWORLD(ザ・ワールド) 8月17日(月)7時20分配信

FC東京が日本代表米本の活躍でG大阪に勝利

16日、J1リーグ戦2ndステージ第7節、FC東京対ガンバ大阪のゲームが味の素スタジアムで開催された。

チャンピオンシップ出場圏を争う、年間順位3位のFC東京と4位G大阪の直接対決となった。負傷者を多く抱えるFC東京は、松田が右SBで先発出場。GKは前節に続いてベテランの榎本が務めた。

立ち上がりは両チームが各々の攻撃の形をみせる。FC東京が縦に速い展開で前に出ると、G大阪も左右にボールを動かしながら、宇佐美とパトリックを活かし てゴールに迫る。5分には宇佐美が中央でパスを受けてシュートを放つが決めることができない。FC東京は9分、セットプレーから続けてゴールに迫ると、さ らに15分、河野が右サイドで起点を打ち、羽生のパスを受けたネイサン・バーンズが仕掛けて中へ、最後は米本が押し込んで先制に成功した。

G大阪は短いパスワークに3人目の動きを絡めて、相手ブロックを崩しにかかる。19分には、宇佐美、遠藤、パトリックと短く繋いでエリア右を崩すと、最後 は宇佐美が打つが、これは榎本が好セーブ。さらに24分、倉田から阿部、パトリックと繋いで倉田がシュートを打つも、枠を捉えることができない。31分に は、深い位置でボールを失うと、河野に決定機をつくられるが、ここはなんとかバーに助けられる。

その後は両者が激しく主導権を争うも、得点は生まれず、FC東京のリードで試合は後半へ。

後半開始早々、G大阪に同点ゴールが生まれる。左の狭いエリアでつくると、宇佐美が大きく右へ展開、米倉が頭で折り返したところをパトリックが押し込んで 同点に追いついた。その直後、FC東京はネイサン・バーンズがドリブルで持ち上がると、細かいステップからシュート、ここは東口が足で掻き出すと、今度は G大阪が宇佐美のクロスをパトリックが頭で合わせるが、ゴールとはならず。両者が質の高い攻撃を繰り出しながら、守備でも高い集中力を保ち、拮抗した戦い をみせる。

さらに攻勢を強めるG大阪は、54分、長いボールをパトリックが中央で収めると、落としを受けた宇佐美がシュート、こぼれ球にパトリックがつめるが決めき れない。すると58分、ボールを奪ったFC東京は、米本がドリブルで敵陣へ突進、パスを受けた羽生のクロスを最後はネイサン・バーンズが頭で沈めて、再び リードを奪った。

試合が終盤に差しかかると、自陣に底を取って守る相手を前に、G大阪はなかなか攻め込むことができない。それでも75分、左サイドで前を向いた倉田がミド ルシュートを放つが、惜しくもポストに阻まれる。後半アディショナルタイムには、遠藤がFKを直接狙うも枠を捉えることができず、試合はそのまま終了。 FC東京が上位対決を制し、年間4位との勝ち点差を7としている。

[スコア]

FC東京2-1ガンバ大阪

[得点者]

FC東京:米本拓司(15)、ネイサン・バーンズ(58)
ガンバ大阪:パトリック(47)

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