スサエタがデビューのG大阪、鳥栖との残留争い直接対決制す!劣勢耐え抜き、渡邉が値千金のヘッド弾

鳥栖は再三の決定機いかせず
明治安田生命J1リーグは14日に第26節が行われ、ガンバ大阪とサガン鳥栖が対戦した。

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かつてのエース、宇佐美やパトリック、井手口の復帰後もなかなか調子が上がらず、現在リーグ戦6試合勝利のないG大阪(5分1敗)。対するは、序盤不振に苦しむも、直近4試合で3勝1敗と好調の鳥栖。勝ち点1差でひしめき合う15位と16位による、残留争い直接対決が行われた。

ホームのG大阪は、宇佐美とパトリックの2トップを採用。中盤底には井手口と遠藤が並んだ。また、先日加入した元スペイン代表MFスサエタがベンチ入りを果たしている。鳥栖は、クエンカ、金崎の2トップを起用している。

開始20秒、鳥栖はロングボールの展開から福田が強烈なミドルシュートを放ち、GK東口を襲う。その後も相手ボックス内にボールを送るシーンを作り、序盤から攻勢を仕掛ける。15分以降は、G大阪がボールを持つ時間を増やし、鳥栖は素早い攻撃を狙う展開に。G大阪は25分、敵陣でボールを奪った宇佐美がドリブルで前進。最後はゴール前で倉田がシュートを放ったが、GKの好セーブに阻まれた。前半は両者ゴール無く、スコアレスで折り返す。

後半は、立ち上がりから激しい攻防を見せる。最初のチャンスはG大阪。倉田が開始直後にシュートを狙う。対する鳥栖はクエンカが立て続けに2本枠内シュートを放つ。すると再びG大阪にビッグチャンス。51分、宇佐美が強烈なシュートを放ったが、GK高丘の好セーブに阻まれた。

その後は鳥栖の決定機が続く。62分、金崎が中盤で潰れながらパスを送り、金森がボックス内でシュートを狙うが、バーに直撃した。さらに65分、金崎がショートカウンターからゴールを脅かすが、GK東口が好セーブ。67分、左サイドの高い位置でボールを奪いきり、フリーの金崎がボックス内で決定機を迎えたが、バーにぶつけてしまった。幾度となくビッグチャンスを迎える鳥栖だが、1点が遠い。79分、クエンカのフリックを拾った金崎がエリア外から狙うが、ここは枠の右へ逸れた。

劣勢のG大阪は、84分に倉田に代えてスサエタを投入。元スペイン代表をデビューさせ、1点を狙う。するとその直後、ついに先制弾が決まる。左サイドの連携から、アデミウソンがクロス。ボックス内の渡邉がヘッドで叩き込んだ。途中出場2人によるゴールで、G大阪がリードを手にする。

試合はこのまま終了。7試合ぶりに勝利を挙げたG大阪が、鳥栖との残留争いに直接対決を制した。勝ち点を31に伸ばし、暫定で12位に浮上している。

■試合結果
G大阪 1-0 鳥栖

■得点者
G大阪:渡邉(84分)
鳥栖:なし

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