G大阪宮本監督、VARで判定覆るもモヤモヤ感なし

<YBCルヴァン杯:G大阪1-0東京>◇準々決勝第1戦◇4日◇パナスタ

国内で初めてVAR(ビデオアシスタントレフェリー)により、ゴール判定が覆った。

後半6分、ガンバ大阪MF高江麗央(21)のシュートがGKの手をはじきゴールラインを割ったと山本雄大主審(36)は判定。しかしVARで確認の結果、ノーゴールに覆った。試合はG大阪がFC東京に1-0勝利。初めての「VARショック」を乗り切った。

雷雨の影響で30分試合開始が遅れたパナスタで初の事象が起きた。G大阪が1-0リードの後半6分、MF高江のシュートはGKの手をはじき、いったんはインゴールの判定。しかしVARで確認の結果、ノーゴールに覆った。高江は「入ってるのかと二度見した。VARの時点で入ってないなと」と苦笑いした。

結果、1-0で勝利したG大阪の宮本監督は冷静に振り返った。「みんながクリアにできてよかったと思う」と話し、「ゴールの真横にカメラはつかないと聞いていた。斜めの映像でもみんなにもやもやが残らない」。確認から判定まで、2分以上を要した。

試合後、Jリーグの原博実・副理事長は「いろいろトライしながら、勉強しながら経験を積んでいく。来年本格導入する場合、よりクリアにすることが必要」とまだ発展途上にあることを説明し、審判の技術向上も求めていく。課題と可能性を示し、日本における「VAR元年」が始まった。

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