【G大阪】井手口が復帰後、リーグ戦初先発でフル出場「運動量はもう大丈夫」 鹿島相手にJ1タイ5戦連続ドロー 

◆明治安田生命J1リーグ第24節 鹿島2ー2G大阪(23日・カシマスタジアム)

G大阪の元日本代表MF井手口が、23歳の誕生日に完全復活の兆しをみせた。鹿島戦で今夏の復帰後リーグ戦初先発。試合は2―2と追いついて、J1タイ記録の5試合連続ドロー。湿度89%と蒸し暑く、足がつる選手も続出する中、アンカーの位置でプレーした井手口はフル出場して両チームトップ11・862キロを走破した。中盤の守備を引き締め、後半にはダイナミックなフリーランニングで攻撃にも関与するなど、持ち味を発揮。「運動量はもう大丈夫。ここからチームに貢献していきたい」とうなずいた。

約1年半の欧州挑戦では、右膝後十字靭帯断裂の大けがも負い、十分な出場機会を得られなかった。日本に戻り、今月14日の天皇杯3回戦・法大戦で復帰後初先発したが、ボールが足につかず前半のみで交代と、試合勘を欠いた現状を露呈した。

それでも復調を期待し、宮本恒靖監督(42)は先発起用した。井手口も「使ってくれたので絶対やってやるという気持ちはあった」と奮い立ち、攻守で体を張った。「去年はけがで苦しんだので、今年は残り全試合絡みたい。それ以上の幸せはないです」。プレーする喜びを取り戻した井手口が、巻き返しを図るG大阪のキーマンとなる。

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