【G大阪】採点&寸評 最下位・磐田相手に、攻め切れず、守り切れずにドロー

◆明治安田生命J1リーグ第22節 G大阪1―1磐田(18日、パナソニックスタジアム吹田)

G大阪は前半で退場者を出した相手に追いつかれ、4試合連続ドローに終わった。前半44分にMF小野瀬のゴールで先制したが、後半はFW宇佐美、パトリックが決定機を外して追加点を奪えず。終盤には5バックにして1点を守りにかかったが、パワープレーを仕掛けられると混戦の中で韓国代表DF金がPKを与えた。前節の広島戦に続き、2試合連続で後半ロスタイムに追いつかれた展開に、DF三浦は「甘さがある。大丈夫だろうという空気があった」と怒りの表情を浮かべた。なお木梨憲武氏がデザインした限定ユニホームが配布されたこの試合、パナソニックスタジアム吹田の最多動員となる3万7334人を記録したが、試合後はブーイングの嵐だった。

以下は採点&寸評

宮本恒靖監督【4・5】

問題山積。中でも最大の問題点は、チームが勝利に向かって一丸となっているように見えないこと。

GK〈1〉東口順昭【5・5】

立ち上がりのビッグセーブはさすが。しかし1点もののパスミスはいただけない。

DF〈5〉三浦弦太【5・5】

ミスもあるが、局面の強さはみせた。DFリーダーとして、この苦境を機にもうワンランク成長したい。

DF〈19〉金英権【5・0】

痛恨のPK献上。しかしそれまでのプレーは責められるような質ではなかった。

DF〈27〉高尾瑠【6・0】

守備で高い集中力をみせ、攻撃でも終盤に決定機を演出した。

MF〈7〉遠藤保仁【5・0】

サイドに散らすパスは出し続けたが、急所を突くようなパスは合わなかった。

MF〈8〉小野瀬康介【6・0】

ピンポイントのクロスで決定機をつくり、先制点もゲット。これ以上を求めるのは酷か。

MF〈10〉倉田秋【5・5】

プレーから戦う姿勢はにじみ出る。それでも周囲に伝わらないなら、怒鳴り散らしてもいい。

MF〈17〉鈴木雄斗【5・0】

ドリブルで1対1を仕掛ける場面が多かったが、それが持ち味なのか。まだチームとして生かし方が見つかっていない。

MF〈29〉高江麗央【5・5】

常にスペースを生み出すランニングは◎。その先でもう一味があれば、得点機に絡めるはず。

FW〈18〉パトリック【4・5】

その存在だけで相手DFに与える影響は大。一方で名指しはされていないが、三浦の厳しい言葉の先には、終盤に守備で追えなかった姿勢がある。

FW〈33〉宇佐美貴史【5・0】

少しずつ状態は戻りつつある。しかし決めるべき場面を決めないと、まだエースとは呼べない。

途中出場

MF〈21〉矢島慎也【5・5】

意外性のあるドリブル突破で、決定機を作り出した。

MF〈15〉井手口陽介【―】

天皇杯では散々だったが、短い時間ながら攻守で能力の片りんはのぞかせた。

DF〈13〉菅沼駿哉【―】

時間短く採点なし。

リンク元

Share Button