FC東京×G大阪、上昇気流に乗るのはどっちだ チケットぴあ 8月14日(金)16時36分配信
『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第7節・FC東京×ガンバ大阪は、両軍にとって踏ん張りどころとなる一戦と言える。FC東京は3勝1分2敗の6 位、G大阪は2勝3分1敗の8位と中位に位置する。だが、年間順位では勝点49の1位・広島、2位・浦和を3位・FC東京が勝点45、4位・G大阪が勝点 41で追う、好位置に付けている。
チー ム状況は万全ではない。2連勝し、結果を残し出しているFC東京だが、ケガ人が多い。背番号10・梶山陽平、アタッカー・石川直宏とともに、GK・権田修 一、左SB・太田宏介が前節欠場した。前節は権田に代わり、ベテラン・榎本達也が好守を見せ、ヴァンフォーレ甲府を1-0で振り切ったが、FC東京の得点 源である太田の精度の高いクロスとセットプレーを欠くとなると、G大阪戦は厳しくなる。
一方のG大阪は失点が急増中だ。1stステージは17試合で13失点と最少失点をマークしたが、2ndステージは6試合ですでに10失点である。2ndに 入って、無失点試合はない。FC東京とは異なり、G大阪は目立った負傷者がいるわけではない。それでも、先制しながらも追いつかれる、もしくは逆転される という、らしくない戦いぶりが続く。
G大阪が守備に不安を抱えるならば、FC東京は攻撃に物足りなさを感じる。2ndステージ第2節・アルビレックス新潟戦、第5節・ベガルタ仙台戦ではそれ ぞれ3得点をマークしたが、残り4試合で2得点だ。第4節・鹿島アントラーズ戦で新助っ人のネイサン・バーンズが初ゴール、仙台戦では前田遼一が2得点を 挙げたが、まだドイツへ旅立った武藤嘉紀の穴は埋めたとは言えない。武藤が去った今、チーム得点王は6ゴールを積み重ねるDF・森重真人というのが現状で ある。
翻ってG大阪の2トップは磐石だ。得点ランキングトップは16ゴールを量産する宇佐美貴史である。パートナーのパトリックも7得点。倉田秋、阿部浩之、大森晃太郎ら2列目が得点不足に陥っているが、ボランチの遠藤保仁が5得点、今野泰幸が3得点とカバーする。
FC東京は攻撃力にムラがあるが、チームで連動したディフェンスが機能している。G大阪はコンスタントにゴールを奪っているが、守備の再建が急務である。 チーム状況は一長一短あるが、ともに地力があるのも確か。2ndステージ第7節が上昇気流に乗るターニングポイントになる可能性も秘めている。
直接対決ではG大阪の11勝6分10敗とがっぷり四つに組む両チームの対決は、どちらが勝点3を手に入れるのか? 当日は『FC東京夏まつり』を実施し、先着2万名の来場者に特製ハンドタオルとうちわのプレゼントとともに、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のアカニン ジャーとアオニンジャーも来場する。FC東京×G大阪は、8月16日(日)・味の素スタジアムでキックオフ。