G大阪、食野亮太郎のマンC移籍を正式発表

サッカーJリーグ1部(J1)、G大阪のFW食野亮太郎(21)が、イングランド1部の強豪マンチェスター・シティへ完全移籍することが9日、発表された。

G大阪ユース出身の21歳で、今季がプロ3年目。密集地帯でも積極的に前を向く姿勢や難しい体勢からでもゴールを奪えるシュート技術が持ち味のフォワードだ。途中出場した第11節の鳥栖戦でJ1初得点をあげると、トップチームに定着して短い出場時間の中でリーグ3得点をあげた。

G大阪としてはオランダ1部トゥエンテへ移籍した中村敬斗(19)に続き、若手有力選手の海外流出は今夏2人目。移籍について松波正信強化部長(44)は「クラブにとってはいろいろな意味で痛いが、最後は本人の気持ちを優先した」と説明した。

連絡を受けたのは移籍期限直前の6日で、急転直下の合意。宮本恒靖監督(42)が自らが現在進めているプログラムなどを説明して慰留に努めたが、本人の海外挑戦への意志は固かったという。

東京五輪世代だが、A代表はもとよりU-23代表にも1度も選出されたことがない。全世界にスカウト網を張り巡らせ有力な若手を逃さないシティ・フットボール・グループの補強方針に合致した形だ。

英国の就労ビザの関係上、今後は他リーグへの期限付き移籍で武者修行に出る。レンタル先で結果を出して就労ビザの取得も実現させ、早期の「本体昇格」を目指す形となる。

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