【G大阪】39歳・遠藤、令和でJ1最多出場に意欲…楢崎氏の631試合まであと20

前節4月28日の仙台戦でベンチスタートだったG大阪の元日本代表MF遠藤保仁(39)が2日、レギュラーを奪い返す強い意欲を示した。

4日のF東京戦(パナスタ)で、22歳下のU―22日本代表MF久保建英(17)を迎撃する構え。世代交代の波にあらがい、あと20に迫っているJ1の歴代最多出場記録を「令和」で達成する。また、3日はJ1で4試合が行われる。浦和の元日本代表FW興梠慎三(32)がホーム・磐田戦(埼玉)での「令和1号」を宣言した。

G大阪にも世代交代の波は確かに迫ってきている。遠藤は前節の仙台戦(1●2)で、今季リーグ戦初のベンチスタートで、後半34分からの出場だった。チームは最近5戦勝ちなし(4敗1分け)で、15位に低迷。宮本恒靖監督(42)は、39歳の遠藤を上回る選手が出てこない中盤について「G大阪がここ数年抱える、(ポスト遠藤を)どうしていくんだという部分」と問題視している。

遠藤もその状況は理解している。「僕が監督でも、もうすぐ40歳の選手がレギュラーでいれば、次を育てなければ、って思います」。だからといって、レギュラーを明け渡す気など一切ない。「僕はいいパフォーマンスを見せて、それでも使おうと思わせないといけない。試合に出たいという欲は出てきます。ポジションを奪われても、奪い返しにいくだけです」と力強くうなずいた。

チームはこの日、大阪府吹田市内で非公開練習。首位・F東京をホームに迎える4日は先発復帰する可能性が高い。17歳のF東京MF久保とは22歳差対決。「息子でもおかしくない年齢ですけどね。首位のチームでレギュラー。そこは単純にすごい。実際に点を取っているのは2トップなので、いいボールを配給させないようにしたい」と警戒した。

「令和をG大阪の時代にしたいですね」と語る背番号7。現在J1の出場数は歴代2位の611試合。元日本代表GKで昨季引退した楢崎氏が持つ631試合の最多記録まであと20と迫っている。まず新時代初戦で自らの存在価値を示すつもりだ。

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