G大阪FW宇佐美不発、FCポルト熱視線報道も 日刊スポーツ 7月30日(木)8時7分配信
<J1:新潟2-2G大阪>◇第5節◇29日◇デンカS
G大阪のFW宇佐美貴史(23)が、不完全燃焼に終わった。代表合流前最後の試合は、敵地でシュート1本。決定機はほとんどなかった。19日間で6連戦 の過密日程。疲労は明らかだったが、前半32分にはスライディングで相手の攻撃を寸断するなど苦手の守備で奮闘。何とか意地は見せた。
「(疲れが)ないと言えばウソになる。100%の状態より質が下がる中で、どれだけハイクオリティーを求められるか考えたが、個人的には足りなかった」
今日30日には東アジア杯の開催地中国入りする。欧州でも注目度は増し、ポルトガルの「ムルティデスポルト」電子版は29日、強豪FCポルトが今夏に宇佐美の獲得を目指していると報道。欧州スカウトから熱視線を浴びる代表のエース候補は、冷静にとらえた。
「それ(夏移籍)はないんじゃないですか。取り手があっても、僕が行きたいと思わなければいけない」
G大阪からは宇佐美を含め6選手が代表に選出。DF丹羽は前半10分にオウンゴールで先制点を献上。DF米倉は今季初ゴールを決めながらも、疲労がひど く途中交代した。それでも長谷川監督は「代表に行くことは選手冥利(みょうり)に尽きる」。敵地で悔しいドロー。代表勢は気持ちを切り替えて、日本代表に 合流する。