G大阪、やっと勝った!ルーキー中村が70メートル独走4点目/ルヴァン杯

YBCルヴァン・カップ1次リーグ第2節(14日、味の素スタジアムほか)C組のG大阪は敵地で浦和に4-1と快勝。開幕からの公式戦連敗を4で止め、昨年9月以来18試合ぶりとなる勝利を手にした。ルーキーFW中村敬斗(17)が約70メートルを独走してプロ初ゴールを決め、花を添えた。A組のFC東京は、FW久保建英(16)がカップ戦の最年少得点記録を更新するゴールで初勝利に貢献。D組の長崎は湘南に勝ち、J1昇格後の公式戦初勝利を挙げた。

大器が昨季のアジア王者を相手に鮮烈な一発を見舞った。FW中村が70メートルを独走して右足を振り抜き、プロ初ゴール。チームの今季初勝利に、ルーキーが驚弾で花を添えた。

「チームは初勝利で、自分も初ゴールできて、最高の日になったと思います」

2-0リードの後半開始からピッチへ。トップ下に入り、しばらくは守備に追われた。すると3-1の後半42分、自陣中央でボールを受けると、ターンしながら日本代表DF槙野を交わしてドリブル開始。そのまま相手ペナルティーエリア内に侵入して、右足で日本代表GK西川のニアを突き刺した。「それまで守備できつくて、あのときは無意識で体が勝手に動きました」。代表クラスをことごとく打ち破っての一発に「最高ですね」と満面の笑みを浮かべた。

この日は昨年のU-17W杯でチームメートだったFW久保(FC東京)もトップチームで初ゴール。日頃から「惜しかったな」「次は決める」などと連絡を取り合う仲。「先に決めたかなと思ったんですけどね。僕は4点目で、あいつは決勝点ですからね」とライバル意識を燃やしながらも「代表に入れば一緒になることもある。切磋琢磨してやっていければいいですね」と話した。

「このゴールまで4試合。少しかかったけど、これをきっかけにゴールを量産していきたい」

チームは開幕から4連敗で止まり、昨年9月3日のルヴァン杯・神戸戦以来公式戦18試合ぶりの勝利。大脱出に成功した上に、17歳に覚醒の予感。クルピ・ガンバに明るい兆しが差し込んだ。

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