G大阪大勝!中村プロ初弾「あらためてチームの一員になれた」

◇ルヴァン杯1次リーグC組 G大阪4-1浦和(2018年3月14日 埼玉)

ルーキー中村は圧巻だった。2点差に迫られた後半42分。自陣で縦パスを受けた中村は巧みな反転で、日本代表DF槙野のチェックをかわした。広大に拡がる約50メートルの緑の絨毯を気持ち良く独走。最後は元日本代表DF阿部のプレッシャーをはねのけ、日本屈指の名手・GK西川が守るゴールのニアサイドに突き刺した。

「素直にメチャクチャ嬉しい。そろそろ決めないと自分の価値がなくなると思った」

ここまで公式戦4試合全てに出場。リーグ・鹿島戦(3日)ではポスト直撃のシュートも放った。川崎F戦(10日)ではプロ初先発。だが結果は付いてこなかった。チームも開幕から4連敗。17歳ながら責任を感じていただけに「これで、あらためてチームの一員になれた」と喜んだ。

コメント力も一流だ。この日は昨年のU―17W杯で競闘したFW久保(FC東京)もトップチームで初得点。「アイツよりも先に決めたと思ったけど、向こうは決勝点か」と笑わせながらも強烈なライバル心を見せた。さらに沖縄キャンプでの練習試合で完璧に抑えられた槙野に対しても「A代表の選手との差を感じたし、それが悔しくて…そこを基準点に練習してきた」と自らの成長を誇った。

「チームで一番シュートが上手く、一番強いシュートが打てる」とクルピ監督も高く評価する17歳。若き力が、ここからG大阪を上昇気流に乗せる。

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