初陣のG大阪・クルピ監督、初瀬亮をキーマンに指名

金の卵、見つけた!! J1、G大阪は5日、沖縄・南城市内でJ2京都と今季初となる練習試合を行った。レビー・クルピ監督(64)が就任後初実戦は4-3-2-1の布陣をテスト。指揮官は左MFにDF初瀬亮(20)を抜擢(ばってき)し、今季のキーマンに指名した。

名伯楽が伸び盛りの20歳に目をつけた。クルピ・ガンバの初陣。サイドバックを務めてきたDF初瀬を中盤にポジションをあげて起用し、今季のキーマンに指名した。

「どちらの足でも蹴ることができるし、右サイドでのプレーもできる。今シーズン、重要な選手になってくるでしょう」

主力組は35分を2本行い、初瀬は左MFに配された。日本代表MF今野がアンカーに入り、右のMF矢島と2人が両脇に入る布陣で、FWは1トップでMF遠藤、倉田が2シャドー。4-3-2-1システムで初瀬は攻撃のスイッチを入れる役割が期待される。

ゴールはなく0-0で終了。それでも初瀬は「最初だし、合わない部分もあるのは当然。でもボールを握る時間が長かったし、テンポよく回せることもあった」と課題と手応えを得た。指揮官からはセットプレーのキッカーとしても期待をかけられているようで「とくにいわれているところだし、毎日積み重ねていければ」とさらに磨きをかけていくつもりだ。

クルピ監督はC大阪の監督時代、主にボランチ起用されていた当時18歳のMF香川(ドルトムント)を2列目に起用して開花させた。20歳で移籍してきたFW乾(エイバル)も積極的に起用して伸ばし、日本代表選手に成長させた。初瀬はすでに昨年12月のE-1東アジア選手権で日本代表に初招集されているが、クルピの目にも伸びしろが見て取れたようだ。

初実戦を終え指揮官は「まだ始まったばかり。(可能性は)間違いない。常勝と呼ばれるチームを作りたい」と意気込んだ。J開幕まであと3週間。まだサプライズがあるかもしれない。

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