ガンバ退団も現役続行 MF遠藤保を獲得するチームはどこだ

Jリーグのビッグネームの去就が注目を集めている。日本代表として歴代1位の152試合出場を誇るG大阪所属のMF遠藤保仁(37)が今季限りでクビになり、移籍先を探しているというのである。

遠藤はG大阪に入団以来、9タイトル獲得の主軸としてプレー。2008年にはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)でチームを優勝に導き、MVPを受賞した。日本代表として06年からW杯3大会連続でメンバー入り。日本サッカーの「顔」である。

「G大阪は元日本代表FW長谷川健太監督が今季限りで退任し、来季はC大阪で日本代表MFの香川、乾を育てたブラジル人指揮官クルピ就任が内定している。年俸は1億5000万円。同額年俸の高給取りである遠藤には『世代交代を進める』という理由で辞めてもらい、そのまま新監督の人件費に回すという算段です」

遠藤本人に現役引退の意向は百パーセントなく、新天地を探している真っ最中。鹿児島出身Jリーガーということで来季のJ1昇格を決めた長崎、J1鳥栖、J2福岡の“九州勢”が獲得調査に乗り出しているともっぱらだが、マスコミ関係者はこう言った。

「まずは鳥栖ですが、ここはオフに増資を計画しており、オフィシャルスポンサーのDHC、Cygamesに割り当てを頼むか、それとも付き合いのなかった会社を新規に探すのか、方針自体が決まっておらず、遠藤獲得に手を挙げるどころではないようだ。長崎に関しては、遠藤と親交のある有力Jリーガーたちから『長崎はプレースタイルが合わないからやめといた方がいい』と言われている。来季の遠藤の年俸相場は半額の7500万円。それでもカネのない福岡は払えないので遠藤獲得はあり得ない。有力視されているのは、来季J2降格が現実味を帯びている大宮。ここは遠藤が世話になっている大手エージェント会社と密接な関係にあり、毎シーズン6、7人の契約選手もいる。カネ回りもいいし、年俸も1億円までならポンと出せますから」

J2降格で観客減に歯止めをかけるための客寄せパンダとしても期待しているという――。

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