【J1展望】2ndステージ・4節|神戸-G大阪|好調・神戸が不振のG大阪から約2年ぶりの勝利となるか? SOCCER DIGEST Web 7月24日(金)18時0分配信

神戸――天敵を下しホームでの約3か月ぶりの勝星を。 G大阪――敵将ネルシーニョの策略をいかに攻略するか。

J1リーグ 2ndステージ・4節
ヴィッセル神戸-ガンバ大阪
7月25日(土)/19:00/ノエビアスタジアム神戸

ヴィッセル神戸
2ndステージ成績(3節終了時):2位 勝点7 2勝1分0敗 8得点・2失点
年間成績(20試合終了時):7位 勝点26 6勝8分6敗 25得点・21失点

【最新チーム事情】
●森岡と高橋峻は出場すればJ1での100試合出場を達成。
●2分5敗(5得点・17失点)と13年5月以来、勝てずにいる関西のライバルから約2年ぶりの勝利を目指す。
●ホームでの約3か月ぶりの勝利なるか。

【担当記者の視点】
2勝1分と第2ステージのスタートダッシュに成功し、チームの雰囲気は明るい。そのうえ、前節の仙台戦(○2-1)は今季初の逆転勝利と、勢いは増した感がある。

ただ、今節の対戦相手は13年の5月以来勝てていない天敵・G大阪だ。第1ステージの15節では、0-0のドローに持ち込んだが、大いに苦しめられた。今節も高い守備意識を持ちながら、3試合連続ゴール中と絶好調の高橋峻を中心に活路を見出したい。

最終ラインはここ3戦と同じメンバー(増川、高橋祥、岩波)が予想され、G大阪のエース、宇佐美とは岩波がマッチアップする機会が増えそう。調子を上げている岩波が宇佐美を抑えられるか、勝敗を分けるひとつのポイントになるだろう。

日程の都合上、G大阪は22日に鳥栖戦(6節分)を戦っており、体力面では利がある。関西のライバルを相手に意地を見せ、ホームでの約3か月ぶりの勝利、そして森岡、高橋峻の100試合出場ゲームを白星で飾りたい。

ガンバ大阪
2ndステージ成績(3節終了時):4位 勝点5 1勝2分1敗 7得点・7失点
年間成績(21試合終了時):4位 勝点37 10勝7分4敗 31得点・20失点
※日程の関係上、1試合多く消化

【最新チーム事情】
●3試合連続で先制も勝利なし(2分1敗)。
●東アジアカップの代表メンバーに、国内最多の6人選出。倉田、米倉は初の代表入り。
●6連戦の5戦目、ローテーションにより各ポジションで先発変更の可能性も。
●神戸戦は13年5月以来、7試合連続で負けなし(5勝2分)。

【担当記者の視点】
東アジアカップのメンバーに選出されたのは国内最多の6人――東口、丹羽、藤春、米倉、倉田、宇佐美。米倉と倉田に至っては初の代表入りとあって、いっそう注目される。代表関連で賑やかな話題を提供する一方、チーム状況は暗鬱としている。

2節の名古屋戦は2-0から3点を決められて逆転負けを喫すると、3節の横浜戦も2-0としながら、終了間際に中村のFK弾でドロー。さらに22日の鳥栖戦(6節分)は先制するも追いつかれ、ここ3試合は続けて逃げ切りに失敗した。

神戸戦は13年5月以来、7試合連続で負けなしと相性が良く、宇佐美も神戸戦9試合で11ゴールと高い得点率を誇る。ただ、第1ステージの対戦は0-0 と引き分けており、ネルシーニョ監督は柏時代も含めるとG大阪戦で8試合負けなし。その意味で、智将のプランをいかに攻略するかがポイントになりそうだ。

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