G大阪に光明!ACL決勝進出の浦和に3度追いつき意地ドロー

明治安田J1第30節最終日(22日、浦和3-3G大阪、埼玉)G大阪は敵地で浦和と3-3で引き分け。途中出場したFW呉屋大翔(ごや・ひろと、23)が後半ロスタイムに同点弾でチームを救った。3度のビハインドを追いついてリーグ戦の連敗こそ3で止めたが、長谷川健太監督(52)の今季限りでの退任発表後、これで公式戦9戦勝ちなしとなった。

泥沼から抜け出す勝利とはならなかったが、光明は差した。途中出場のFW呉屋が後半ロスタイムに同点弾。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に進出した宿敵・浦和相手に、3度のビハインドをはね返して意地をみせた。

「勝てていない中で使ってもらえていなかったのは、認めてもらっていなかったということ。その中でもモチベーションを落とさずにやってきたし、なんとしても結果がほしかった」

前半はスコアレスも後半は乱打戦。先制され、追いつき、追い越される苦しい展開だった。リードされたままロスタイムに突入すると、DF初瀬の右CKに呉屋が飛び込んだ。頭に当てたボールは相手DFにぶつかり、ゴールに吸い込まれた。

リーグ12戦ぶりに起用された伏兵が値千金の働き。埼玉スタジアムには因縁があった。昨年のルヴァン杯決勝・浦和戦、PK戦で志願して蹴ったが失敗してV逸。「悔しい思いは残っていた。今年のルヴァン杯も準決勝で出られなくて終わった。今シーズンはけがばかりで、点もとってなかった」。すべてのうっぷんを晴らす一発だった。

長谷川監督の今季限りでの退任発表後、これで公式戦9戦勝ちなし。それでもリーグ戦の連敗を3で止め、チームにとっては大きな勝ち点1。呉屋だけでなくFW赤崎にも待望のリーグ戦初ゴールが生まれた。指揮官は「今のウチにとっては、大きい。まずはホームでの勝利を目指して戦っていきたい」。長谷川ガンバは残り4戦。このまま終わるわけにはいかない。

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