【J1採点&寸評】G大阪 1-2 神戸|井手口はさすがの運動量も…司令塔ポドルスキが機能した神戸。MOMは技あり弾の渡邉

G大阪――代表帰りの井手口は運動量こそあったが…。

[J1リーグ25節]G大阪 1-2 神戸/9月9日/吹田S

【チーム採点・寸評】
G大阪 5
神戸の出足の速さに対応しきれず、効果的な攻撃の形をほとんど作れなかった。攻守において相手の気迫が大きく上回った。

【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5.5
ビッグセーブも見せるなど、さすがの存在感を発揮するも敗戦。チームを鼓舞したが2失点で勝利には導けず。

DF
2 三浦弦太 5
相手のプレスに苦戦し、ビルドアップでチームを押し上げられなかった。局面での守備の迫力も今ひとつ。

3 ファビオ 4.5
2失点目は迷いが出たのか、中途半端なクリアで失点に直結。安定感に欠ける内容だった。

4 藤春廣輝 5
2失点ともに自身のサイドからやられてしまった。相手を押し込むほど攻撃に出られなかった。

22 オ・ジェソク 5.5
守備での安定感はあったが、攻撃を活性化させる上がりはほとんど見られなかった。

MF
7 遠藤保仁 4.5(63分OUT)
トップ下から中盤を自由に動き回ったが支配力はなく、不用意なロストで流れを失う場面もあった。

8 井手口陽介 6
代表戦の疲れを感じさせない運動量を見せたが、トップコンディションには遠かった。

10 倉田 秋 5.5
PKを決めるもラストパスの精度が低く、決定機に至る前に好機を潰してしまう場面が目立った。

15 今野泰幸 5(80分OUT)
前半途中に左MFから井手口と入れ替わりアンカーにポジション変更するも、劇的な変化はもたらせず。

G大阪――ファン・ウィジョが意地のPKゲットを見せるも及ばず。

FW
9 アデミウソン 4.5(55分OUT)
起点にもなれず、怖さを見せる場面もほとんどなし。存在感のないまま途中交代した。

20 長沢 駿 5.5
身体を張ってポストプレーを試みるも、チームを押し上げるほどの役割は果たせなかった。

交代出場
MF
39 泉澤 仁 5.5(55分IN)
投入早々に決定機を迎えるもGKのファインセーブに阻まれる。その後、それ以上の輝きはなかった。

FW
11 ファン・ウィジョ 6(63分IN)
最初のプレーでPKをゲット。その後も積極的にシュートするなどゴールへの強い意欲を見せた。

DF
14 米倉恒貴 ―(80分IN)
短い時間で決定的な仕事を求められるも、期待に応えられなかった。

監督
長谷川健太 5
前半からポジションチェンジを行ない、後半には中盤の形を変えるなど手を打つも不発。いずれも流れを変える一手とはならず。

神戸――若手の藤谷が2ゴールを演出。

【チーム採点・寸評】
神戸 6.5
カップ戦からのG大阪3連戦目で、敗戦を糧にアグレッシブさを見せた。前線からのプレスで相手を苦しめ、しっかりと結果につなげた。

【神戸|採点・寸評】
GK
18 キム・スンギュ 6
随所にファインセーブも見せるなど安定したパフォーマンス。PK以外で危ない場面はほとんどなかった。

DF
3 渡部博文 6.5
相手FWに起点を作らせないタイトなディフェンスを見せ、G大阪に連動した攻撃を許さなかった。

5 岩波拓也 6
攻守両面で落ち着いた振る舞いを見せていたが、PK献上は不用意。もったいないプレーだった。

24 三原雅俊 6
攻撃参加は少なかったものの、相手のキーマンのひとりだった倉田を自由にさせず。勝利に貢献した。

34 藤谷 壮 7
効果的な攻撃参加で2得点を演出。持ち前のスプリント力がカウンターで大きな武器となった。

MF
13 小川慶治朗 6
機動力を活かした激しいアップダウンで、相手の中盤を自由にさせず、チームに流れを呼び込む。

14 藤田直之 6
センターバックと連係しながら危険の芽を摘む。得意のロングスローでもチャンスを演出した。

16 高橋秀人 6.5
相手FWをケアしながら、パスワークの中心となり中盤の主導権も掌握。舵取り役として力を見せた。

29 大森晃太郎 7(68分OUT)
古巣戦で勝利を呼び込むゴール。最前線にも顔を出しながら攻撃を活性化させた。

神戸――G大阪相手に三度目の正直。ポドルスキの活用法も浸透中か。

FW
10 ルーカス・ポドルスキ 6(90+1分OUT)
攻撃時に2列目に降りる形が浸透し始め、司令塔の役割を担う。守備でも前線から献身的にボールを追った。

19 渡邉千真 7.5(90+1分OUT)
技ありの左アウトボレーで値千金の先制点。献身的な守備でも相手を苦しめた。

交代出場
FW
21 田中順也 6(68分IN)
直接FKはファインセーブに遭ってゴールならずも、ポドルスキと息の合った連係を見せてゴールに迫った。

MF
17 田中英雄 ―(90+1分IN)
短い時間ながらクローザーとして中盤に落ち着きをもたらした。

FW
33 大槻周平 ―(90+1分)
ほとんど時間はなかったが、相手DFにプレッシャーをかけてロングボールを封じた。

監督
吉田孝行 6
就任5試合目で初勝利。カップ戦を合わせてG大阪との3連戦3戦目でチームを立て直し、今後に光の見える1勝となった。

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