G大阪、2点リードひっくり返された!宇佐美精彩欠き後半交代 スポニチアネックス 7月16日(木)8時0分配信
◇J1第2ステージ第2節 G大阪2-3名古屋(2015年7月15日 パロ瑞穂)
G大阪はアウェーで名古屋に2―3の逆転負けを喫した。前半に2点を先行しながら、後半に守備が破綻し3失点。早くも第2ステージ初黒星を喫した。
灼熱夜の悪夢だった。G大阪が2点リードしながら後半に3失点を喫し、痛恨の逆転負け。2点差をひっくり返されたのはJ2に降格した12年5月以来、約3年2カ月ぶりで長谷川監督の下では初の屈辱となった。
序盤は理想的な展開だった。前半8分、3試合ぶり先発のMF大森の今季初ゴールで先制。同30分にはFWパトリックの2戦連発となるヘディング弾で追加点を奪った。
そこから味わわされたまさかの逆転劇。指揮官は要因に「2点を取った後から、気の抜けたようなプレーが目立った」と“心の問題”を挙げた。矛先は2トッ プに向けられ「相手の永井や川又があれだけ走っていた。パトリックと宇佐美も点を取るだけでなく、苦しいときに助けるプレーをしてほしい」とバッサリ。宇 佐美には今季最短となる後半24分での交代を命じ「ジャッジにイラついていた部分もあったし、連戦というのもあった。判断は間違っていなかった」と語気を 強めた。
シュート2本に終わるなど精彩を欠き、ピッチを去る際に監督との握手もなかったエースは「後半序盤の失点がすべて。相手を勢いづかせてしまった」と落 胆。26分のプレー時間を残してベンチに退いたことついて「まだまだ、あそこからだったんで」と不完全燃焼の思いを口にしつつ「交代させられて満足する選 手はいないと思います」と悔しさをにじませた。
好セーブを見せながら今季最多失点となったGK東口も「2点目を取って(チーム全体が)落ちた。やらなアカンことはやらなアカン。全員で攻めて守ってと いうのを意識しないと、ズルズル行きそう」と危機感を露わにした。次節の横浜戦まで中3日。与えられた時間はわずかでも、タイトルを目指すクラブであるな らば、修正するしかない。