【J1採点&寸評】神戸0-1G大阪|途中出場で大仕事の長沢を高評価!神戸はニウトンが奮闘するも…

神戸――名手キム・スンギュが一瞬の判断ミス。

[J1リーグ15節]神戸0-1G大阪/6月17日/ノエスタ
 
【チーム採点・寸評】
神戸 5.5
怪我人が多いなか、ここ最近では珍しく前半の入り方がよくゲームを支配。だが、そこで得点できなかったのが痛かった。

【神戸|選手採点】
GK
18 キム・スンギュ 5.5
前半は落ち着いてゴールを死守していた。だが、後半は長沢にうまく前に入られて失点するなど一瞬の判断ミスもあった。
 
DF
34 藤谷 壮 6
U-20日本代表でライバルの初瀬とマッチアップして互角の戦い。43分頃にはオバーラップでチャンスも作った。
 
4 北本久仁衛 5.5
序盤に倉田のドリブルからのクロスをブロックするなど守備で貢献。失点シーンでは長沢に背後のスペースを突かれた。
 
3 渡部博文 6
前半に一度、パトリックにドリブルで突破されたが、それ以外は前線で起点を作らせず。欲を言えばビルドアップに工夫がほしかった。
 
23 松下佳貴 6
前半は堂安を抑えながら、積極的に攻撃参加。大森と共に左サイドで攻撃の起点を作った。だが、終盤は堂安に突破される機会が増えた。
 
MF
7 ニウトン 6.5
遠藤や倉田へ激しくプレスをかけ、相手に攻撃のリズムを作らせなかった。積極的にミドルシュートも放ったが精度に欠けたのが残念。
 
24 三原雅俊 6
主に今野にアグレッシブにプレスをかけ、ショートカウンターにつなげた。66分には自らの中央突破でウエスクレイの決定機も演出した。

神戸――ウエスクレイがさすがの存在感。

13 小川慶治朗 6(68分OUT)
28分頃に大森のワンタッチパスから抜け出して強烈なシュートを放つが決まらず。43分には藤谷のクロスに飛び込むがこちらも不発。
 
29 大森晃太郎 6
初の古巣対決でブーイングを浴びながらも冷静にプレー。前半は小川や渡邉へ絶妙のラストパスを送るが実らなかったのが残念。
 
FW
21 田中順也 5.5(60分OUT)
前半はサイドへ流れて相手DFを引きつけつつ、シュート2本放った。だが、後半は消える時間も長く……60分に無念の交代。
 
19 渡邉千真 6(68分OUT)
前半は前線で攻撃の起点となり、周りを生かすプレーを披露。だが、後半はファビオを相手にボールを収めきれなかった。
 
交代出場
MF
8 ウエスクレイ 6(60分IN)
田中順と交代で2トップの一角に。入って早々に、巧みなパス交換とドリブル突破で流れを引き戻したのはさすが。
 
FW
33 大槻周平 5.5(68分IN)
前線のターゲットマンとして期待されたが、久々の公式戦でミスも目立った。とはいえ、復帰戦としては上々か。
 
MF
31 中坂勇哉 6(68分IN)
小川と交代で右サイドハーフに。80分頃には倉田からボールを奪い、そのまま持ち込んでシュートを放つなど積極的な攻撃がチームのアクセントに。
 
監督
ネルシーニョ 5.5
主力が相次いで離脱する中でG大阪と互角に渡り合った手腕はさすが。ただ、チームを勝利へ導けなかった理由で、あえて低評価。

G大阪――遠藤が絶品パス&クロスを披露。

【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
倉田が代表疲れを感じさせない働きでチームを牽引。途中出場の長沢がしっかり決勝点を挙げるなど采配も見事だった。
 
【G大阪|選手採点】
GK
1 東口順昭 6
安定感のあるプレーで勝利に貢献。28分頃の小川のミドル、90分頃の大森のシュートなど要所でファインセーブを見せた。
 
DF
22 オ・ジェソク 6
62分に藤本が途中出場でピッチに入ると、積極的な攻撃参加が目立つように。65分過ぎには藤本の縦パスから鋭いサイドアタックも見せた。
 
2 三浦弦太 6
田中順にほとんど仕事らしい仕事をさせず。また大森のドリブル突破に対してのカバーリングも徹底。完封勝利に大きく貢献した。
 
3 ファビオ 6
前半に小川に崩されてシュートを打たれた以外は、安定感のある守備でDF陣を統率。渡邉をシュート1本で抑えた功績は大きい。
 
4 藤春廣輝 6
小川とのマッチアップを優位に進め、その上で攻撃にも参加。初瀬がタメて、藤春が追い越すという相手が嫌がるプレーが光った。
 
MF
15 今野泰幸 6
久々に遠藤との2ボランチながら、上手く全体をコントロール。隙あらば前線にも顔を出して攻撃をクリエイトした。
 
7 遠藤保仁 6
ニウトンと三原から執拗にプレスを受けながらも技ありパスを連発。34分頃のパトリックへの縦パス、76分頃の長沢へのクロスは圧巻。

G大阪――倉田が代表疲れも見せずに好プレー。

38 堂安 律 6.5
積極的なドリブルでの仕掛けで相手を翻弄。50分頃には松下を鋭いドリブルでかわし、初瀬→倉田という理想的な速攻の形も作った。
 
35 初瀬 亮 6(62分 OUT)
精度の高いクロスを監督に買われ、本来よりもひとつ前の右サイドハーフで先発。プレースキッカーとして質の高いボールで再三チャンスを作った。
 
10 倉田 秋 6.5(85分 OUT)
代表疲れが残る中、豊富な運動量で攻撃を組み立てた。積極的なドリブルでの仕掛けも目立った。70分の長沢の決勝点をアシストした。

FW
55 パトリック 6(52分 OUT)
練習時の紅白戦で気迫を見せて先発起用に。渡部とのマッチアップは見応え十分。20分頃には渡部を抜き去り決定機も作った。
 
交代出場
FW
MEN OF THE MATCH
20 長沢 駿 7(52分IN)
パトリックと交代でトップへ。最初はゲームに絡めなかったが、70分にゴールを決めると動きが軽快に。短い出場時間で結果を残した。
 
MF
25 藤本淳吾 6(62分IN)
初瀬と交代。オ・ジェソクの攻撃参加を促し、自らも相手ゴールに迫った。78分頃に高い位置で三原からボールを奪うなど守備でも貢献。
 
MF
39 泉澤 仁 ―(85分 IN)
倉田と交代でピッチへ。出場わずかのため採点はなし。主に守備で貢献し、終了間際の神戸の猛攻をしのぐのに一役。
 
監督
長谷川健太 6
練習での紅白戦で気を吐いたパトリックを先発起用。FWのレギュラー争いを激化させ、長沢のゴールを引き出した采配が興味深い。

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