G大阪、阪神ダービー2年ぶり星!長沢が倉田のクロスを千金ヘッド

明治安田J1第15節(17日、神戸0-1G大阪、ノエス)阪神ダービーはG大阪に軍配! 3位のG大阪はアウェーで神戸に1-0で勝利した。後半25分、途中出場のFW長沢俊(28)が頭で決勝ゴール。C大阪は終了間際に追い付いて、清水と1-1で引き分け、2位を死守。首位の柏は甲府と0-0で引き分け、連勝が8で止まった。残り2試合は18日に行われる。

 満員の阪神ダービーでガンバが結束を見せつけた。神戸に乗り込み、FW長沢の決勝弾で1-0勝利。約8カ月ぶりに復帰しながらも、今月末で退団するFWパトリックへの思いを込めた。

 「(倉田)秋がいいボールをくれた。パトの気持ちはよくわかるし、彼の分までという気持ちも強かった」

 後半25分、MF倉田が左サイドで受けると、中に切り込んで右足クロス。これに1メートル92の長身ストライカーが反応し、GKの手前で頭で触った。ボールはゴールに吸い込まれ、待望の先制点をゲット。すると背番号20はベンチに向かって一目散に駆け寄った。

 抱きついた相手はパトリック。今月限りで退団が決まっているにも関わらず、長谷川監督が「紅白戦でもっともアグレッシブだった」と異例の大抜擢でスタメンしていた。昨年10月に右ひざに全治8カ月の大けがを負って、これがJ1復帰戦だったが後半7分に長沢と交代していた。

 長沢は同じけがを経験していることもあり「自分だったら同じような態度で練習できなかったかもしれない。よく復帰した」。ピッチ上で見事にその思いを体現してみせた。

 昨年はリーグ2戦2敗と屈辱を味わったが、2年ぶり勝利でリベンジに成功。連敗を阻止し、1試合少ないながら首位・柏に勝ち点3差に詰めた。「まだ1回できただけ。これをフルシーズンやっていかないといけない」と長沢。ガンバ得意な夏に向け、宿敵を下して勢いづく勝ち点3を手にした。

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