ガンバ大阪、藤本淳吾の芸術的ループ弾などで完封勝利…2戦ぶり白星で2位浮上/J1リーグ第11節

■J1第11節 札幌 0-2 G大阪

札幌:なし
G大阪:藤本(45分)、泉澤(89分)

明治安田生命J1リーグ第11節が14日に行われ、札幌ドームでは北海道コンサドーレ札幌とガンバ大阪が対戦した。試合はG大阪が2-0で札幌を下し、2試合ぶりの白星を収めて2位に浮上した。一方、札幌は今季のホーム初黒星となった。

首位・鹿島アントラーズを追うG大阪。ミッドウィークに行われたAFCチャンピオンズリーグ・済州ユナイテッド(韓国)戦では0-2で敗れ、日本勢唯一の敗退となったが、これでよりリーグ戦に集中できるというプラスな側面もある。気持ちを切り替えてしっかりと勝ち点3をつかみたい。一方、札幌はこれまでホームゲームで3勝2分けの無敗。連勝を飾り、下位から抜け出したい。G大阪はMF遠藤保仁が4試合ぶりの先発となった。

五分五分の展開となった試合立ち上がり。16分、ゴール前でこぼれ球を拾った早坂良太がシュートまで持ち込んだが、ミートしきれない。25分には福森晃斗のクロスから金園英学がヘディングシュートを放ったが、ここも枠を外れてしまう。

徐々にG大阪のペースに傾くと、スコアが動いたのは前半終了間際の45分。井手口陽介が縦パスを入れると、倉田秋、長沢駿とボールをつなぎ、右横を駆け上がる藤本淳吾へパスを送る。ペナルティエリア手前右でボールを受けた藤本は、GKク・ソンユンのポジショニングを確認してダイレクトループシュート。これが鮮やかにゴールネットを揺らし、G大阪が先制点を奪った。

後半は札幌がペースを握る。51分と56分には菅大輝が立て続けに決定的なシュートを放ったが、それぞれファビオと井手口がゴールライン上でクリアした。

追いつきたい札幌は75分に荒野拓馬を下げて小野伸二を投入。遠藤とは清水エスパルス時代以来約5年ぶりの共演となった。77分にはセットプレーの流れから都倉賢がネットを揺らしたかに思われたが、ここはオフサイドの判定で得点は認められなかった。

すると89分、G大阪が追加点を奪う。アデミウソンがペナルティエリア内にスルーパスを送ると、DFキム・ミンテがカットを試みたが目測を誤り触れられず。泉澤仁が落ち着いてゴールに流し込み、貴重な2点目を奪った。このまま2-0で試合終了。G大阪が勝利を収めた。

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