G大阪パトリック男気残留 仲間が「行くな」 日刊スポーツ 7月11日(土)8時6分配信
流出危機に立たされていたG大阪のブラジル人FWパトリック(27)が「男気(おとこぎ)」の残留表明だ。今日11日の甲府戦(万博)に向け、10日は大阪・万博練習場で非公開調整。中東やJ1他クラブからオファーを受けていた助っ人は、去就問題に決着をつけた。
「いろんなチームが興味を持ってくれた。でも(第2S開幕前に)自分の気持ちはハッキリしたかった。ガンバでプレーしたいという第1希望がかなった」
中東クラブの強奪の“標的”となり、複数のオファーが届いた。保有権は母国ブラジルのサルグエイロACが持つため、G大阪や自身の意思だけでは決められない背景もあったという。まだ予断は許されないものの、近日中に正式に残留が決まる方向になった。
「(岩下)敬輔やヤット(遠藤)、宇佐美が『一緒にやろう。行くな』と言ってくれた。今は移籍するタイミングではない」。日本代表FW宇佐美との2トッ プは、J屈指の破壊力。第1Sは全17試合出場4得点だが、数字以上に存在感は大きい。第1Sは浦和に優勝を譲ったが、第2S制覇と年間王者へ。男気「パ ト砲」に導かれ、G大阪が逆襲に出る。