宇佐美、快進撃の夏を演出だ!「それがガンバの醍醐味」 サンケイスポーツ 7月11日(土)7時0分配信
ガンバの夏到来や! 11年ぶりに2ステージ制が復活したJ1の第2ステージは11日に開幕。第1ステージ4位のG大阪は本拠地・万博に同12位の甲府を 迎え撃つ。昨季もW杯中断明け初戦の甲府戦から快進撃して3冠につなげただけに、再スタートには絶好の相手だ。日本代表FW宇佐美貴史(23)は夏場に調 子を上げるチームを「それがガンバの醍醐味」と表現。今年も熱い夏にする。
気温30度を超えるうだるような暑さの中、ガンバイレブンは逆襲の第2ステージへ向けて調整した。この熱気こそ、G大阪の季節の到来を告げる暑さだ。
「まだガンバはこれからですからね。それがガンバの醍醐味でもある」
第1ステージ13得点で得点王争いトップを走る宇佐美が声のトーンを上げた。目指すは昨年の再現だ。2014年はブラジルW杯の中断から明けた7月19 日、甲府戦から5連勝。J2降格圏にもいた前半戦の低迷が嘘のように、夏場に強さをみせたことが3冠につながった。「去年と同じように、勢いをつけていけ たらいい」と、再び快進撃を演出してみせる。
宇佐美自身も甲府戦は昨年から3試合連続ゴール中と好相性。得点ランク首位に立ってはいるものの、第1ステージでは5試合連続無得点のスランプもあった だけに「取れない期間が長かった。沈む期間を短くしないといけない。目標は1試合1得点」と決意。この反省材料は、第2ステージにいかすつもりだ。
第2ステージ優勝はもちろん、年間制覇が最大の目標。主将のMF遠藤は「トータル(年間)のことを頭に入れながらも、まずは第2ステージの優勝を目指してやっていきたい」と誓った。
スルガ銀行チャンピオンシップ(8月11日)のため、第6節の鳥栖戦(万博)が22日に組み込まれ、ここから19日間で6戦のハードスケジュール。「非常に大事な6試合になる」と長谷川監督。熱い熱いガンバの夏が幕を開ける。