ガンバ大阪、痛恨の逃げ切り失敗…堂安2戦連発、長沢2発もロスタイムに被弾/ACL・GS第5節

■ACL・グループ第5節 G大阪 3-3 アデレード・U

G大阪:長沢(6分、77分)、堂安(12分)
アデレード・U:シリオ(43分)、オドハーティ(54分)、ディアワラ(90+1分)

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージ第5節が25日に行われ、市立吹田サッカースタジアムではガンバ大阪とアデレード・ユナイテッド(オーストラリア)が対戦した。試合は3-3での引き分けに終わり、G大阪はグループステージ突破へ厳しい状況へ追い込まれた。

G大阪はグループステージ初戦を制した後、3連敗を喫した。グループ最下位に沈んでいるものの、2位のアデレード、3位の済州ユナイテッド(韓国)との勝ち点差はわずか1で、決勝トーナメント進出の可能性は残されている。この試合では直前のリーグ戦で2得点を挙げたMF堂安律を引き続きFWで起用した。

試合は開始早々の6分に動く。G大阪が左CKを獲得すると、キッカーの遠藤保仁がニアにクロスを入れる。飛び込んだ長沢駿が高い打点のヘッドで合わせ、G大阪が先制に成功した。

幸先よくスタートを切ったG大阪は、すぐさま追加点を挙げる。12分、右サイドで堂安がボールを持つ。アデレードのDF陣はクロスを警戒したが、堂安は意表を突いて左足を振り抜いた。GKユージン・ガレコビッチも反応しきれず、ボールはゴール右に吸い込まれた。堂安にとっては、リーグ戦に続き2試合連続、ACLでは初の得点となった。

43分、G大阪は思わぬ形で失点する。アデレード・Uがロングボールを蹴り込むと、自陣左サイドでこのボールに追いついた金正也がスリップして転倒。ババカル・ディアワラがボールを拾うと、ペナルティエリア右横から中央へ折り返しのボールを入れる。これをセルヒオ・シリオがしっかりと決め、アデレード・Uが1点差に詰め寄った。このまま2-1でハーフタイムを迎える。

後半立ち上がりもアデレードが積極的に前へ出る。52分、ディアワラがペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを放ったが、ここはGK東口順昭が好セーブでしのいだ。続く54分、ペナルティエリア手前左でディアワラがポストプレー。パスを受けたジョーダン・オドハーティがミドルシュートを放つと、これがゴール右に決まり、アデレードが同点に追いついた。

あっという間に追いつかれてしまったG大阪。それでも57分にビッグチャンスを得る。藤本淳吾からパスを受けたオ・ジェソクが、ペナルティエリア内でベンジャミン・ガルシオに倒されてPKを獲得する。キッカーの遠藤がこれを蹴ったが、シュートは枠の右上に大きく外れてしまう。

勝利がほしいG大阪は67分に藤本を下げて泉澤仁、75分に遠藤を下げてアデミウソンを投入した。すると77分、G大阪が素早いリスタートでプレーを再開し、右サイドのオ・ジェソクが抜け出す。グラウンダーの折り返しに長沢が飛び込むと、マイケル・マローンの足に当たったボールがゴールネットを揺らし、G大阪が勝ち越しに成功した。

このままG大阪が逃げ切ると思われたが、後半アディショナルタイム1分にセットプレーからディアワラにヘディングシュートを決められてしまう。試合は3-3のドローに終わり、G大阪にとって痛恨のドローとなった。

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