G大阪、今季リーグ初黒星で首位浮上失敗…遠藤苦言「アイデア不足」

明治安田J1第6節第1日(7日、G大阪0-1広島、吹田ス)G大阪は広島に0-1で敗れて今季初黒星。4連敗中で未勝利だった相手に不覚を取り、首位浮上に失敗した。今季リーグ戦では初の無得点にも終わり、MF遠藤保仁(37)は攻撃のアイデア不足を指摘。開幕からの無敗は5で止まり、J1でのクラブ記録更新はならなかった。浦和は仙台に7-0で大勝して、暫定首位に浮上した。

史上最高のロケットスタートとはならなかった。G大阪は今季リーグ戦初の無得点で初黒星。主将のMF遠藤は、攻撃陣にカツを入れた。

「アイデア不足だった。全員がアイデアを出しながらやっていかないと」

前半から攻め込みながら決定機が作れない。ジリジリする展開が続くうちに、後半7分に先制点を献上。なんとか流れを変えようと同17分にMF堂安、22分にMF泉沢と攻撃の切り札を投入した。相手を上回る12本のシュートを放つもゴールに届かず。ロスタイムにDFファビオを最前線に上げる最終手段も試したが、不発に終わった。長谷川監督は「チャンスになりかけていたけど、最後のクオリティーがなかった」と唇をかんだ。

2000年第2ステージ、04年第1&2ステージ、07年と過去4度、開幕から5戦無敗はあったが、それが最長。またも記録更新はならなかった。開幕から新システムが機能して好調を続けていたものの、ここでストップ。暫定首位浮上も逃した。遠藤は「常に勝ち続けられるのがいいけど、気持ちを切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。

8日には中国入りし、11日には「負けたら(1次リーグ突破は)終わりだと思う」(遠藤)というACL・江蘇戦。さらに16日にはC大阪との大阪ダービー(ヤンマー)が待っている。タイトル奪取が至上命題の17年、1つの負けで立ち止まっている時間はない。

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