G大阪U-23・宮本恒靖監督の初陣は黒星 森岡監督と日韓W杯日本代表対決

「明治安田生命J3、鳥取2-0G大阪U-23」(12日、市立吹田スタジアム)

今季からG大阪U-23を率いる元日本代表DF宮本恒靖監督(40)がプロの監督として初陣となる鳥取戦に臨んだが、チームは0-2で敗れた。

16歳GK谷晃生がスタメンに名を連ねるなどベンチ入りメンバー16人の平均年齢年例は18・31歳。宮本監督は試合前「持っている才能を見に来てくれたお客さんに売ろう」と若手選手たちを送り出した。前半は優位に試合を進めたが後半に2失点。「気持ちの入ったプレーは見られたが、前半にペナルティーエリア近くの質が足りなかった。1点でも返せればよかった」と悔しそうに振り返った。

Jリーグの監督として第一歩を踏み出し、「今朝起きたら気持ちの高ぶりがあった。プロチームの監督としての試合だと強く感じた。テンションが高い中、冷静な判断力を磨いていかないといけない」と指揮官としての成長を誓った。

対戦相手の鳥取を率いる森岡隆三監督(41)とは02年日韓W杯で日本代表として共に戦った。1次リーグ初戦のベルギー戦でゲーム主将を務めていた森岡氏が試合中に負傷し、W杯直前に鼻骨骨折していた宮本氏がフェイスガードを装着して交代出場。キャプテンマークも引き継ぎ、日本のベスト16進出に貢献した。

2人は昨年も宮本氏がG大阪ユースの監督、森岡氏が京都U-18の監督としても対決していた。宮本監督は「一番最初にやらなくてもいいんじゃないか」と苦笑。森岡監督は「ツネだからどうこうという意識はない。でもユースの時は負け越していたから少しは借りを返せたかな」と笑顔で会見場を後にした。

リンク元

Share Button